赤ちゃんがやって来てくれたお話(その2)

Aさんは国際結婚です。
ご主人は何歳か年下のA国出身の方で、本国の大学の修士論文を書きながら日本で英語を教えられていました。

一方、ご夫婦は自然妊娠を望まれていましたが、結婚後もなかなか子宝に恵まれないのです。それでたんぽぽ鍼灸院で1年ほど不妊治療を続けました。それでもなかなか望む結果を得ることができず、とうとう治療を中止されました。

その後1年近くを経過した頃でしょうか、突然にAさんから診て頂きたいとお電話を頂きました。以下は、その時Aさんが語ってくれたことです。

主人もそろそろ論文を書き終え、本国へ帰国する準備に取り掛かり始めております。また私も今年で三十路を超えてしまいます。
焦った私たちは自然妊娠を諦めて高度生殖医療に頼ることを決心しました。
Kクリニックへ相談に行き、色々とお話を伺い、不妊治療のスケジュール表を次回に受け取ることで話が決まったのはすぐその後です。
スケジュール表を受け取りに行った折、検査をして頂きました。
なんと私、妊娠していたのです。
担当の医師も呆れ顔で、「記念にこのシュケジュール表を持って帰ってください」と言って終わりでした。
赤ちゃんができるって不思議ですね。

お話を聞いた後、つわりの治療をして体調を整えました。
何回か治療をした後、A国へお帰りになりました。赤ちゃんは双子でした。

当院での不妊治療(安胎治療)は、受胎の為の治療ではありません。
女性が女性らしい体調へ戻る治療です。つまり普通の女性の体になれるようにするのが目的です。
普通の女性であれば自然に妊娠が可能であると考えるからです。その為の期間は普通に半年から1年もあれば十分であると考えます。

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