心理のお部屋(由香)~交流分析「おとな」の状態~

世の中にはたくさんの心理療法があります。
そのなかの1つに「交流分析」という考え方があります。
こころの状態を理論的に分析しています。
人のこころは「親・おとな・こども」という3つの構造でできています。私たちは常にどれかの状態に居て、無意識に瞬時にスイッチしていることもあります。

今日は、そのなかの「おとな(Aアダルト)」の部分について少しお話します。

人はアダルトに居る時、ものごとを冷静に客観的に考えたり、行動します。
たとえば、何かに集中している時もそうです。
まるでコンピュータのように、一切の邪念が入りません。
また人との交流では「今、何時ですか?」と聞かれて、時計を確認し「●時●分です」と答えている時もアダルトの状態にいます。あるいは誰かに「おはよう」と挨拶され「おはよう」と応えること。これもアダルト同志の交流で、「今日はいい天気ですね…」などその後も会話のキャッチボールへつながりやすいわけです(相補的交流)。

ところが「今何時ですか?」と聞かれた時、時間を応えながらも「自分で確認すればいいのに…」と批判的・否定的に思ったり、「急いでいるのに…」といやな気持ちやになったりしていると「アダルト」ではなく「親かこども」の状態にスイッチします。その後の言葉のキャッチボールは少しこじれてしまったり、会話を中断することにもなります(交差的交流)。

アダルトは、年齢問わず一生、発達・成長する部分だといわれています。勉強している時、仕事をしている時は、この部分にいると、とくに効果的です。言い換えれば、お勉強ができる人、よく仕事ができる人は、アダルトの発達は顕著です。

*集中できない自分を止めたい…
*いつも気持ちが優先してしまうので能力が劣っているのがイヤ…
*自分や人に対して批判的・支配的・義務的なのをやめたい…
とお悩みの方。

こころの状態が「親」や「子ども」の部分にいることが多いかもしれません。
「おとな(アダルト)」を意識して、生活に取り入れる習慣を身につけると何か変化がおきてくるかもしれません。生涯、発達する部分ですから可能です。

次回は、「親」をお話ししますね。
興味のある方は、来週金曜日に覗いてみてください。

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