腰部脊柱管狭窄症と腰部・下肢の違和感

栗の花の匂いがするようになりました。初夏の訪れを感じます。いつもは、この匂いが苦手なのですが、最近鼻詰まりがひどく匂いをかげなかったせいなのか?「あぁ、初夏が来た」と、今回はすがすがしく感じています。

腰部脊柱管狭窄症:脊柱管が種々の原因により狭小化をきたし、馬尾と神経根の障害を生じている状態

脊柱管から、神経が伸びているのですが、生まれつき脊柱管が狭かったり、ヘルニアの手術後に狭くなったり、老化に伴って狭くなったりと、脊柱管が狭まることによって、そこからでている神経を圧迫することによって、腰部に痛みを感じたり、下肢にしびれを感じたりします。
歩くとしびれが出たりする場合は、座って少し休憩を取ったり、脊柱管周りの圧迫を取り除くことによって症状を緩和することができます。

鍼灸治療では、はりやきゅうを使って脊柱管周りの筋肉を緩ませることにより、気血の流れを整え神経の圧迫を取り除きます。また、その状態を維持するために皮内鍼という小さな置き鍼を使い、体が楽な状態を作ってあげるのです。膀胱直腸障害という意識せずに排尿・排便をしてしまう状態になりますと、外科的な手術が必要となるのですが、そのような診断を受けていない時には、ぜひともはりきゅうを使い楽になられてすがすがしい今からの季節を楽しんでみてはいかがでしょうか?

鍼灸師 大峰さゆり

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