東洋医学小話③:美容      院長

今回は、東洋医学と美容です。

今日、美容に対する関心は、当然に年齢を問わず女性が多いようですね。
古来ですと、かの美女として誉れ高い楊貴妃が、その若さを保つ為に、
ライチ(?)の実を好んで食べていたと言う話は有名なところです。もしかしたら、
クコの実だったかな。

でも、よくよく考えてみると、日本の普通の人が美女や美男になるには、
美容整形でも受けた方が手っ取り早いのですが、現実的には化粧品やエステサロン、
エアロビにヨガなどがもてはやされています。

これは、どうも外見の大幅な改造と言うよりはむしろ、余分な脂肪のない
引き締まったボデイに、プリプリとしたシワやシミの無い肌で、輪郭のシャープさと
目鼻立ちがくっきりとした小顔になるように努力をしていると言った感じですね。

これは、女性なら21〜2才の体型と15〜6才の肌や筋肉の引き締まり状態で
あるようです。ご自身の顔を鏡でご覧になりながら、目のフチをそっと1〜2cm
ほど上に引き上げてご覧なさい。4〜50代の方なら10才ほど若返ります。
輪郭がシャープになり、若い頃の小顔が思い出されます。つまり、若返りです。

さて、これは古来の東洋医学で言う不老に対するあこがれのようなものですね。
数年前、正月番組で明石家さんまさんが木村拓哉さんに、「若さが買えるんなら、
ナンボ出してもいい」と実感を込めて話されてました。つまり、多くの方が感じる、
老化に対するどうしようもない気持ちと若さに対する憧れの現れです。
これに対する回答は、将に、東洋医学の健康と美容ではないかと思いますね。

いよいよ本題ですが、さてさて、あまり長くなると皆さんに嫌われますから、
残りは来週にしましょう。
では・・・

院長

心理のおへや ~大切なものランキング~

先日、テレビのある番組で、1988年生まれの8人の著名人に、こんなランキングをやっていました。

お金・成功・自分・家族・友人

この5つの選択肢から「あなたにとって大切なものをランキングしてください…」と。

私はどうだろう?

①家族
②自分
③友人
④お金
⑤成功

かな~。。。

で、家族にも聞いてみました。

主人は【①家族】を即答し、あとの選択肢なんだったっけ?と聞き返しました。そのくらい圧倒的な回答が①家族でした。

次に13歳の息子(ただいま反抗期中)

①自分
②成功
③家族
④お金
⑤友人

①~⑤まで即答でした。主人と私は「やっぱりね~」「性格がでるね」と大笑い。

冷静に考えたら、私も息子の年齢の時には、「①は自分」だったかもなぁ~。でも今は違うなぁ~。歳を重ねただけでなく、再決断のおかげでもあるだろうなぁ~。嬉しいなぁと思えた出来事でした。

皆さんも、良かったらやってみてください(*^_^*)

東洋医学小話④:美容      院長

東洋医学と美容は、前回のお話しの続きです。

前回はこのように申しました。

「若返りです。さて、これは古来の東洋医学で言う不老に対する
あこがれのようなものですね。数年前、正月番組で明石家さんまさんが
木村拓哉さんに、「若さが買えるんなら、ナンボ出してもええ」と
実感を込めて話されてました。つまり、多くの方が感じる、老化に対する
どうしようもない気持ちと、若さに対する憧れの現れです。」

つまり、健康と美容は古来の「不老長寿」に繋がり、東洋医学の全てではない
にしても、基本的には若さを保つ健康医学であることは間違い有りません。
何故なら、若さを保ついろんな活動(方法)、例えば気功や太極拳、
薬膳料理から手技、ハリ灸など、全てはヒトの気の巡りを良くする事で、
健康を保ち若さを保つからです。

では、その具体的効果を得るには二つのアプローチがあります。
第一は、直接的効果です。足や手のムクミを取り、腰を引き締めくびれを
ハッキリして、顔の輪郭や目鼻立ちをスッキリさせるのは、ハリやネツシンを
使えば以外に簡単な事です。
しかし、その持続性には、第二のアプローチが必要になります。東洋医学の
考え方を取り入れた生活習慣を実行する事です。

つまり体質に合わせた食事や運動習慣、サプリメントや漢方薬など心身の健康を
考えた生活習慣のことです。現代社会はストレスが多いのが現実です。
ストレスは老化を促進します。この発散法はとても重要になります。ここにも
身体の気の巡りを整える東洋医学的治療が有効です。

どうです。健康と美容は東洋医学では同じものなのです。東洋医学は、若返り、
若さを保つ、不老の究極の健康法と言えませんか。

心理のおへや ~優しい子に育てるコツ~

私の住む町中は、新緑が活き活きと成長しています。

陽気な日差しをいっぱい浴び、若い芽が息吹き、元気いっぱいに呼吸している木々を見るのが好きです。

思わず立ち止まり、深呼吸をしています。

木々の香りにも癒され、私の五感が満たされます。

さて。小さなお子さんをお持ちのママからの質問をご紹介します。

Q:わが子に「優しい子」に育って欲しいのですが、コツはありますか?

A:ママがいつも優しくしている姿を子どもが見ることです。

子どもに「お友達に優しくしようね」と言って聞かせるよりも、ママがパパや家族など周りの人たちに対して優しい気持ちや思いやりの心をもって接していると、そういう、いつものママを見ているところが、何よりの教えみたいです。

感謝する気持ちもそう。

「ありがとう」と思う気持ちを子どもに願うのであれば、自分自身がそういう気持ちを持ち、表現すること。

まさに「子は親の鏡」ですね。よく言ったものです。

大切なことを見失わないように生活したいものです。

しのはら由香

東洋医学小話⑤:蜂の一刺し     院長

このお話しは、東洋で起きた事ではありません。
でも、本当に起きた事実で、東洋医学に通じることなのです。

長い間、リューマチに悩む中年の男性がオーストラリアに住んでいました。
当然にいろいろな医療機関に罹っていましたが、思わしく有りません。
あまりの痛さに、ますます歩行も困難になって行くのが判りました。

そうしたある日、取り込んだ洗濯物の中からズボンを履いている時、
裾の中に入り込んだ蜂に太ももをチクリと刺されてしまいました。
その痛い事ナンノって、直ぐにズボンを脱いで、刺した蜂を叩き、
刺された所を見ると、蜂のハリがしっかりと刺さっていました。
もちろん刺された所は赤く腫れ、痛みが太ももに広がります。

ところが、翌日、ナント全身のリューマチの晴れも痛さも無くなっているのです。
どうしたことでしょう。

偶然の出来事ですが、蜂の毒とツボが一致してこのような軌跡を生んだとしか
考えられません。

そして現在、オーストラリアでは、蜂の毒を使った治療法の研究が行われています。
面白いですね。

(出典:Spontaneous Healing by Andrew Weil, MD など)

心理のおへや ~安全基地~

皆さんは、落ち込むことが多い方ですか?

また落ち込んだ時、長引く方ですか?

落ち込みが長く続くと、体調まで影響が及ぶこともありますよね。

さて。そうならない方法をカウンセリングでは解決していくのですが、どうしてそうなるのかという原因について「安全基地」という心理学者の考え方をご紹介します。

子どもは、物心つくと、好奇心から外の世界を知りたくて行動します(出撃)

そこで怖い事やイヤな事、悲しい事に遭遇したら、安全を母親に求めようとします(基地に戻る)

そして母親という基地にたどり着いたら、母親から歓迎されることを望み、心と体が安らぎ、ホッとした温かい感覚を感じます(安心感)。

そうやって子どもは、不安になったら安心感を与えられることを知り、築いていくんですね。

その基地はあるべきところにいつもあること、また必要な時にしか、自分が求めた時にしか、与えられなくていいことを、自分のなかに定着する。

これが安全基地の確立だといわれています。

私たちは本来、安心を感じる力を生まれた時から持っています。

その力を幼少期に母親との間で基盤をつくることこそが、落ち込むことが多かったり、長引かずに解消できることが可能になるといわれています。

残念ながらもう遅いと思われている方。
カウンセリングでは、この問題を解決することができます。
過去の事実を変えることはできませんが、今の自分を変えることはできます。

東洋医学小話⑥:シャチュウ?     院長

漢方薬と今は言っていますが、もともとは単に「お薬」と言っていました。
漢方薬という名前が付いたのは近頃の話しだと思います。
少なくとも江戸時代までは、お薬でしたから。

西洋のお薬ももともとは漢方薬と同じように植物などが原料でしたが、
近年、成分の薬理作用のみを取り出して使うようになったのです。
青カビから取り出したペニシリンなどが有名です。
現在では、将に化学物質としての調合が盛んです。

一方、漢方薬は、従来通り、原料を乾燥させ、細かく砕いて調合し、
煎じて飲んだり、また原材料を煮詰めて濃い出汁を取り、
繋ぎのものに吸い取らせ、丸く固まらせて丸剤として利用したりします。
これらのものは昔からあまり変わりはありません。

漢方薬の原材料は、一般に食用植物の根や茎、果実の種が多いのですが、
鹿の骨や亀の甲羅、牡蛎の貝殻を焼いて粉にしたものも使います。
また、乾燥させた貝や鉱物なども希に使います。

変わったたところで、この表題の「シャチュウ」は、
シナゴキブリの乾燥粉末でした。