薬院・天神地区にたんぽぽ鍼灸院の分室、たんぽぽのわたげ、をオープンしました

ながーく、ながーく温めていた分院計画がスタートしました。

しかし、ここへたどり着くまで、大変な自問自答の時間が必要だったのです。
つまり、「なぜ福岡都心に分室が必要なのか」を考え、考え・・・また考えの連続でした。
そして、経験と技術力を持つたんぽぽ鍼灸院だから、
今、この地区になく、しかし必要な治療院を設けなくてはならないと判断しました。

まず、どのような分院であるかをご説明しましょう。
この地区の治療院には「癒し」の要素が必要です。
都会のローケーションでこの条件を満たす立地が偶然に手に入りました。
西鉄薬院駅から天神方面に歩いて1〜2分のビルの8階、各フロアー1室の独立した環境です。
南西に窓が広がり、この地区なのに高いビルが隣接してありません。空が広く見えるのです。
都会では前か下を向いて歩きます。ここでは、空を見るため上を向きます。いいでしょ〜う。
だから、ここで東洋医学的な癒しの治療(トリートメント)が効果を出すのです。

2番目の要素は、「健康」です。
当然に、健康のテーマは20年間たんぽぽ鍼灸院が追求してきたテーマです。
健康管理は東洋医学が最適です。そして、そのノウハウはわれわれの手の中にあると自負しています。
冷たい都会で心身をすり減らしている方々(でも女性限定)に利用して頂きたいと思っているのです。

3番目の要素は、「美容」です。
全身の経絡を整えると、肌が生き返り、筋肉が引き締まり、全身のタルミがなくなってきます。
当然に外見的に一番目に付くのが、お顔の状態です。
例えば、美顔を行うと、タルミがなくなり、顔の血色がよくなり、美白・美肌・小顔になります。
効果のほどは、由香先生の体験談が必要でしょう。
私も目の前で目撃しました。
都会の女性は、失礼ながら、お綺麗なのですが、お肌の状態が年齢と合いません。
元来、日本の女性は若く見られます。外国の方と比べると、食生活や遺伝形質が違うのでしょう。
しかし、現代の状況は、それらの遺産では補えないとこに来ているようです。
これは、やはり都会のストレスや生活習慣が影響しているようですね。

やはり、女性はこの分院「たんぽぽのわたげ」は気になるでしょう。
下の写真やホームページを覗いてみてください。

鍼灸院(師)の選び方

昨年度(平成26年度の1年間)に福岡市内にお住みの方ではりきゅう治療をお受けになった方々の推計が出ました。
元になったデータは、福岡市国民健康保険課から頂いた平成26年度はりきゅう受療証の発行枚数と該当する後期高齢者数及び国民健康保険被保険者数です。

生データは横に置いといて結論から言いますと、なんと福岡市民で平成26年度の1年間にはりきゅう治療を受けた方は、3%以下となりました。
つまり、はりきゅう治療はここ福岡において全く「マイナーなもの」であることがわかりました。
さて、なぜマイナーなのかを、はりきゅうQ&Aとして考えていきます。

私が「マイナーなもの」と書いた理由は、約300枚に上る鍼灸アンケートから「鍼灸治療とは何でしょう」という質問に、ほとんどの方は「不明」と答えてあるのです。治療という言葉以前の問題でした。
そこで、今回の「はりきゅうQ&A」最初に、「はりきゅう治療って何ん〜だ?」を選びました。

前回にも書いたように、ハリは細くてステンレス製でツボに痛くないように刺入するのでしたね。そしてお灸も八分灸は決して熱くなく気持ちの良いものだと書きました。しかし最も重要なことは、二つとも東洋医学の単なる道具にすぎないということです。
西洋医学で言う注射やメスのことです。病院の名前に「〇〇注射メス療院」とか「XX注射メス病院」なんて書いてあったら、皆さんどう思います。ぞ〜っとしますね。
ところがはりきゅうの関係法規に規定があって、「はりきゅう(鍼灸)」の文字を治療院名に必ず入れなくてはならないのです。
変ですよね。「はりきゅう」とはハリとお灸という道具であって、東洋医学を実践する場所を示してはいないのです。

ハリやお灸の他に東洋医学の理論を実践する道具はありますか?
はい、陰陽五行と臓腑経絡の基礎理論に則って、ハリやお灸のように診断して使う道具は無数にあります。たんぽぽでは、金と銀の小さな粒を使ったり、ダイオードが中に入ったイオンパンピング(IP)コード、磁石やもぐさ、漢方薬にサプリメントなどたくさんあります。
ホットスティックもその一つで安全性や衛生面を考えると、はりきゅうより格段に安心な道具です。

何に効くのですか?
具体的に、この正月4日以来4日間で、当院へお見えになった目的を多い順にあげてみます。
第一位は何と体調と健康管理でダントツの25人でした。
後は腰痛と安産治療が同数の二位、ぎっくり腰と不妊治療、アレルギー治療が三位、その他美顔、生理痛、膝痛、肩こりなどなどです。
つまり一般には何に効くのかわからない鍼灸治療ですが、東洋医学の鍼灸をよく理解された方々が当院を利用されるのに、健康の維持と増進が一番多いのです。
たんぽぽ鍼灸院へ現在の健康を維持し、病気の予防にお越しになるのです。
これってすごくないですか? まさに21世紀の医療ですよね。

はりきゅう院(師)の選び方は?
本当はこれが一番の大切なことなのです。
はりきゅう院ならどこでも良いと言えば身内に甘いと言われます。それより真実を皆さんに伝えることが正しいことだと思うから正直に書きます。
これは東洋医学に限らず西洋医学でも腕の上手下手は必ずあります。無くす努力はするのですが、私たちも人間です、全く同じではありません。ロボットであれば同じでしょうが・・・でも感情がありませんよね。
鍼灸師の上手下手の基本中の基本は、人体の「気」をどのくらい理解しているかです。東洋医学は「気」の医学ですから、「気」を理解し上手に取り扱えなくてはなりません。
そして、基本原理である陰陽五行と臓腑経絡をどのくらい身に付けているかが二番目です。
前に言いましたように、ハリやお灸は単なる道具です。東洋医学の治療師なら、道具は何でも使えなくてはなりません。

どうですか?
少しは「はりきゅう」理解のお役に立てましたか?