施術案内
治療の流れ
西洋医学は診断しても治療法がないことがある。
東洋医学は診断したらやることがある。
西洋医学は10年経つと古くなる。
東洋医学は2000年前の医学を未だに使っている。
なぜならば…
変えようがないくらい完成しているから。
1.問診
東洋医学的診断では、「望聞問切の四診」が基本です。「望」は観察です。カラダの姿勢や顔色などを診ます。「聞」では、呼吸音や声の調子、体臭や口臭など。「問」は、患者さんから直接口頭で得る情報です。「切」は、患者さんに直接触れて得る情報です。手の脈を診たり、お腹に触れたりします。 始めの「問診」では、簡単な問診票に記入した後、担当者とインタビュー形式で、記入された問診内容の確認を致します。
2.東洋医学的オリジナル診断
当院のオリジナル診断はフィンガーテスト(FT)が根幹です。FTは、故入江正先生が開発されたテスト法で、人体から出る微細な反応(気)を検知します。当院では、FTを使い人体の「気」の乱れを検知し、調整をします。ここで「気」というのは、「気功」の気と同じものです。「気」は人体を巡り、血液の循環を管理し、免疫を整え、生命の活力をサポートします。目に見えない「気」を感知する手法は、不思議で信じ難いものですが、これは超能力でも何でもありません。感覚を研ぎ澄まし、わたしたち人類が持つ、天賦の才能を利用したものです。
3.オリジナルシステム治療
たんぽぽ鍼灸院には漢方薬店(たんぽぽハウス)が附属しています。当院は、ハリとお灸のみならず漢方薬(湯液)やサプリメント、ネツシン療法を含めたトータルの東洋医学治療院です。そのため、東洋医学に対する多くのニーズにお応えできるのです。そして、いろんな疾患に対するオリジナルなシステム治療が可能となりました。詳しくは下記の施術科目をご覧下さい。
4.治療後の説明
(予後、セルフケア、アフターケアなど)
治療後、東洋医学理論に則り、現在の状況説明をさせて頂きます。可能な限り、原因の推定と症状の緩和・改善に向けた対処法を提案致します。その中には、当院での治療回数や治療期間、ご家庭での健康法等の提案があります。提案の中には、ご家庭でのお灸や漢方薬の服用から食事や運動療法などを含めます。また、当院への通院が終了したあとも、たんぽぽハウスから、アフターケアのご提案をさせて頂きます。
施術の特徴
フィンガーテスト(FT)は、気の巡りの異常を調べ、最適なツボを選ぶ、当院独特の診断法です。患者さんの状態が的確に把握でき、東洋医学のよさを最大限に引き出すことができます。大村式Oリングテストや気功を信じられる方でしたら、このFTをよく理解しやすいと思います。目からウロコの検査法です。
FT診断の動画をYoutubeで見る >>
基本的なFT診断の動画をYoutubeで見る >>
ネツシンは、東洋医学の中で、いちばん安全で衛生的な治療具だと考えています。当院では、治療の半分をネツシンが占めます。皮膚上にある反応点を素早く擦ることで、患部の治療や全身の気の調整ができます。とても気持ちのよい治療法で、30分ほどの全身治療は癒され、やみつきになります。また、顔の筋肉のリフトアップなどの美容効果もありますので、美顔にも嬉しい効果が期待できます。
ネツシン治療の動画をYoutubeで見る >>
当院で使うハリは、男性の髪の毛の太さです。ステンレス製で、使い捨てのディスポ鍼(シン)といいます。当然に、まったく痛くありません。
皮内鍼は、小さな「お持ち帰りのハリ」です。これは、ツボに軽い刺激を3日間ほど必要とする時に使います。皮膚に引っ掛ったように貼付していますので、まったく痛くありません。医療用で小さな肌色の布シールで止めていますので、上から触れてもまったく違和感もありません。もちろん、お風呂にも入れます。その他、金粒や銀粒といった小さな粒をツボに貼る方法もあります。効果も高く、活発な子どもにも安心して使えます。
お灸は、オリジナル特注の最高級品質のモグサを使っています。良質なモグサほど効果が高いのです。爪楊枝の先っぽ3mmほどの細さにした、糸状灸という状態で用います。気持ちのよい熱さが伝わります。また、モグサには7種(止血、殺菌、鎮痛、消炎、解毒、保温、賦活)の薬理効果があり、煎じたり、湿布のように貼ったりしても効果があります。マルちゃんは当院が開発した温灸器で、お腹や腰の冷えをとるために用います。とても温かですよ。
当院開発の温灸器(マルちゃん)の動画をYoutubeで見る >>
八分灸の動画をYoutubeで見る >>
イオンパンピングコード(IPコード)は、中に半導体が組み込まれた細いコードです。カラダの表面にある2点のツボを繋ぐために使います。お腹の痛みや頭痛を取ったり、胃腸の調子を整えたりします。10~15分ほどツボにコードの先端を紙テープで貼っただけで、いろんな愁訴が消えるのです。みなさん「とても不思議です」とおっしゃいます。
施術科目
産婦人科系
:: 安胎(不妊)治療 :: 院長夫妻の不妊症克服の経験がもとになり、それを支えて下さった寺子屋お産塾の田中寿雄先生のご支援で、完成したのが当院の安胎プログラムです。子どもを授かったその恩返しから始めました。問題を解決しながらカラダづくり、ママになるココロの準備をしてゆきます。基本的には、週1回(3ヶ月間)の来院治療と、ご自宅でのセルフケア(指導します)で、カラダの変化を実感して頂きます。「自分のカラダに自信を持つこと」が当院の治療のゴールです。元来は自然妊娠を目的の方が主体でしたが、現在では先端医療の併用の方が大変に増えています。アプローチに大きな違いはありませんが、不妊治療を行う中で、鍼灸治療が必要なタイミングがありますので、ご注意ください。また、妊娠初期から安定期までしっかりとお付合いします。お気軽にお問い合わせください。
初診時の治療のながれ ▼
- カウンセリング 60分、オリジナル問診と心理カウンセラーとのお話しで、お一人お一人のカラダづくりとメンタルサポートをいたします
- オリジナルメソッドの安胎鍼灸治療(60分)です
- セルフケア・アフターケアのご指導をします
:: 逆子治療・安産対策・減痛分娩 :: 臨月でも多くの逆子は戻ります。けっして諦めないでほしいと思います。治療はとてもカラダにやさしく、お腹の張りや腰痛、冷えをとってゆきます。結果としてポカポカでゆるゆるなお腹になります。赤ちゃんの動きが、ポコポコからムギューに変わり、一般に1~2回(5日間)の治療でほとんどの赤ちゃんが戻ってくれます。また、当院では戻った後の、安産のケアもしています。出産までの期間は楽しい妊娠ライフを過ごしていただき、出産時には減痛分娩(安産)を促します。
初診時の治療のながれ ▼
- 当院オリジナルの問診です
- オリジナルメソッドによる逆子治療・安産対策です
- セルフケア・アフターケアのご指導をします
当院へお越しの際、できるだけ上のお子様連れはご遠慮ください。治療中は、貴重なママとお腹のお子様との会話の時間です。ママの意識がこの時間だけでもお腹のお子様とお二人で、ゆっくりの癒しの時間に使ってほしいと考えているのです。
:: ツワリ :: ツワリは妊娠初期には必ずあるのです。ただ、妊婦さんによって軽い重いの個人差があるだけです。単に眠くなるだけの方から出産間際までツライ方もおられます。当院の方針は、「ツワリはあっても、平気な程度まで軽くする」というものです。ママはもちろんおなかの赤ちゃんのためでもあります。一般にツワリの時期は、赤ちゃんの心臓や脳が形成される時期と重なります。そのときに赤ちゃんに十分な栄養を与えることができるようにしたいものです。重篤のツワリでないかぎり、2~5回ほどの治療で劇的に軽減します。ただし、「よだれヅワリ」のような重篤なツワリは、軽くなるまで、数日間の連続治療が必要です。我慢せずにご相談下さい。ママの元気は赤ちゃんの喜びとなります。
:: 子宮筋腫 :: 大きさや数はさまざまですが、結構多くの方が筋腫をお持ちです。当然に小さいほうが治療期間も短いのですが、ご自宅でのお灸や漢方薬の服用などのセルフケアを同時に併用することもおすすめします。当院では1週間から10日の間隔で3ヶ月位、FTや触診でその大きさや硬さを確認し、最善の治療を行います。そして毎回、自宅で行うお灸のツボを再取穴します。筋腫も動けば大きさも変わるからです。さらに、必要な方へは、FT診断による適切な漢方薬の処方をお出しします。筋腫が触れる方は、柔らかくなってゆくのが自覚できます。そして小さく消えてゆくことを目標にして下さい。筋腫はあなたの手で、しっかりと管理しましょう。
:: 子宮内膜症 :: いろんな症状をだすのが子宮内膜症です。激しい生理痛や下腹部痛を訴える方もいれば、無痛の方もあります。子宮の内膜の細胞が子宮の外にできてしまうことで起きる症状です。生理の度に下腹部に強い痛みが出たり、子宮外の腹腔内で内膜細胞からの月経出血が血腫となり、卵巣や卵管、子宮外壁にトラブルを生じさせたりします。これは東洋医学でいう下腹部のオ血症なのです。当院では1週間から10日の間隔で3ヶ月位、治療するとともに自宅でのお灸と漢方薬の服用が、痛みなどの症状を大幅に改善します。あきらめずに本来のカラダへとサポートしましよう。
:: 更年期障害 :: ホルモンバランスの不具合が原因で、俗にいう「冷えホテリ」がいちばん多い症状ですが、メマイや耳鳴り、強い肩こりや各種の関節痛などカラダの異変のほかに、メンタルなトラブルも多いようです。例えば、イライラ感などの不定愁訴は、気分が過敏になったり、逆に沈み込んだ抑うつ傾向になったり、取り止めもありません。そして、それは必ずしも閉経時期に限らず若くてもホルモン分泌の異常が上記の症状を作り出すのです。でも、当院のプログラムはホルモンを造る臓器だけの問題としてではなく、それを管理する全体的なシステムに目を向けた治療を行います。だからといって、副作用や体力を消耗させるものではありません。気持ちのよいお灸やネツシンを主体とした、カラダに優しいプログラムです。他の疾患同様に、時により漢方薬も処方しますが、ご自宅でのお灸に置き換えることもできます。是非、お問い合わせください。
:: 産後の骨盤矯正 :: 産後の骨盤の緩みには、ネッシン療法が一番です。ハリでもなくお灸でもない、とても気持ちのよいソフトな刺激のネッシン療法は、温めたステンレス棒を東洋医学の法則にのっとって使用し、驚きの効果を上げます。
東洋医学の先人の知恵は、産後の骨盤の緩みに対して、古来からの経絡の力を借りてツボを刺激し、無理なく自然に元に戻ろうとする復元力や自然治癒力を効果的に引き出します。お母さんの産後の骨盤は、出産時の影響でまだ緩い状態です。そこに強い刺激は馴染みません。ソフトなタッチのネッシン療法は、東洋医学の経絡理論を活用して、緩んだ関節や筋肉を急速にしっかりとした状態に回復させます。だから不安定な骨盤周りの関節や筋肉が安定し、普通の足取りが戻ってくるのです。
生まれたての赤ちゃんのケアが大切なおり、産後のお母さんの体調の回復はそれ以上に大切なのです。だから、ソフトで暖かな刺激が心地よく、治療後の”ペンギン歩き”が嘘のようになくなってゆくネッシン療法を是非お試しください。
:: 乳腺炎と乳腺症(おっぱいの詰まり、乳汁不足) :: 出産後のおっぱいのトラブルは赤ちゃんに授乳するお母さんにとって、とても辛いことです。例えば、乳腺炎やおっぱいの詰まりの原因はいろいろです。一般に「お母さんの食生活の間違い説」が大きく取り上げられています。しかし、わたくしたちは必ずしもそうとは考えていません。確かにある部分、例えば極端な摂食習慣がある場合、そういったこともあるでしょうが、それが全てとは考えないのです。
だから、わたしたちの「おっぱいケア」は従来のおっぱいマッサージなどとは全く異なります。お母さんのおっぱいだけを見ているのではありません。お母さんの全身の健康を見ているのです。若干のお灸とネッシンやダイオードによるツボ療法がメインです。この場合、ハリはまづ使いません。また熱を持ったおっぱいや切れた乳頭には、なんとモグサを上手に使うと熱や痛みがとても和らぐのです。そして、ネッシンやツボ療法によって詰まった乳腺からおっぱいが飛び出します。乳汁不足も解消します。
さらにもう一つ、わたしたちの治療を経験しての驚きの副作用は、何と、おっぱいの質が格段と良くなるのです。乳汁の分泌不足を解消すると共に、おっぱいの質も良くなるので、赤ちゃんの飲みっぷりも良くなります。これは、わたしたちの治療が、東洋医学の臓腑経絡論より始まり、気の乱れを整えて、おっぱいのトラブルを解決するから、お母さんの内部体調が格段と向上するのです。
:: 産後疲労・産後うつ :: (この文章はご主人がお読みください)奥様は、出産の大仕事を終えてゆっくりする間も無く、育児が始まります。先人の知恵では、この時期の2〜3ヶ月、奥様と赤ちゃんは実家で過ごすことを勧めしています。実家で過ごせない方たちは、奥様のご実家からお母様か姉妹のお手伝いに来て頂くのが一番です。
何故かって、それは育児の経験をお持ちの方なら判りますね。赤ちゃんはほぼ24時間、15分起きておっぱい、15分寝て、また15分起きておっぱいの繰り返しです。夜中もご夫婦を寝せてはくれませんよ。そうするとご夫婦は慢性的な睡眠不足になります。ご主人が仕事に出て行く場合、夜は育児から離れます。そうすると奥様だけの仕事になります。これが3ヶ月は続きます。あなたなら耐えられますか?
それに、その時期、奥様は出産後の女性ホルモンの転換期で、異常な精神状態にあると思ってください。普段なら判りの良い奥様が、産後急に理不尽な訴えや要求、言動を繰り返すようになります。ご主人は、今までの知らない奥様の一面を見たような驚きを覚えたりもするのです。これは一時的な現象で、本来の奥さまではなく、女性ホルモンの異常がもたらす一時的な症状のようなものです。だから他人のご主人より、身内のお義母様や奥様の姉妹の方が、安心して育児の手伝いが任されるのです。
ご主人はこのことを知っておく必要があるのです。奥様の状態にあらがうことなく、優しく接してほしいのです。わたしたちは、この異常な状態を東洋医学でいう臓腑経絡の調整をすることで、奥様の産後の疲労や産後のうつ症状を取り除きます。ご心配の時は、わたしたちにお電話下さい。
:: 産後、各所の筋肉痛 :: 出産後の育児疲労が溜まっているせいか、日々若いお母さんに、全身の筋肉はすべて対象となる、種々の筋肉痛が出てきます。腕の筋肉痛、脇腹の筋肉痛、背中の筋肉痛、腰の筋肉痛、太ももの筋肉痛、フクラハギの筋肉痛、足の付け根の筋肉痛など主だった筋肉にはほとんど筋肉痛がでてくるのです。原因は幾つも考えられますが、赤ちゃんを絶えず抱っこしているからという理由の他に、女性ホルモンの変調や妊娠後期の運動不足も大きな要因になっていると思われます。しかし、だからと言って、今からホルモン剤を飲んだり、運動を始めるわけにはいきません。たんぽぽ鍼灸院では、女性ホルモンの変調を整え、産後の軽い運動ができるように、東洋医学の利点でもある臓腑経絡理論を使って、ツボ療法とネッシン療法を組み合わせ、体調を整え、効果的に痛みを取り除きます。赤ちゃんと一緒に、早く筋肉を付ける運動ができるように、みなさん、頑張りましょう。
:: その他の産前産後の疾患 :: まずは、メールやお電話にてご相談ください。例えば、妊娠時の倦怠感は表立った統計には出てきませんが、とても多くの妊婦さんが経験をされています。当院のネツシンやお灸、妊娠時に安全な漢方薬がトラブルからの解決に導いてくれます。また妊娠腎や妊娠時糖尿病は、過去に多くの症例を解決してきましたし、みなさん全員が無事出産へと進まれました。またお産後ケアもわたしたちの大切な使命だと思っています。是非ご連絡ください。
内科系 ~あきらめている持病のケア~
:: アレルギー性疾患 :: アレルギーには代表格の花粉症や鼻炎からアトピー性皮膚炎、喘息、口内炎など、多方面に症状がでます。また近年では、大気汚染の人体への影響が懸念されています。しかし、つらい症状も気の経絡を整え、自然治癒力を高めることで免疫システムが正常化へ向い、症状が緩和・軽減します。アレルギーに対する東洋医学のアプローチはカラダに優しく、当院での治療のほか、当院が処方する漢方薬やアロマ、カユミを抑える手作り入浴剤(ヨモギエキス)も大変に効果的です。
:: 肝炎 :: ウイルス性の原因が主ですが、ウイルスのタイプが異なろうとも、東洋医学ではアプローチは一つです。カラダに優しく、免疫力を高め、体力を増し、ストレスに対する耐性を持たせます。それが感染はしていても健康保菌者でいるコツです。当院では、このプログラムから安胎プログラムに移り、無事出産された方もあります。また奇跡的なことですが、余命3ヶ月の方が、毎日のお灸で肝硬変を克服されました。自分のカラダを信じる意志と明日への希望を持つことの大切さを実感します。わたしたちは健康を回復し維持するサポートをします。
:: 胆石 :: ある患者さんの例ですが、治療後に胆石が消えたのがドクターには合点がいかず、「消えた後の小さな粒子に胆がんの疑いがある」として、再々検査がなされたそうです。当然、「異常なし」だったそうです。コツコツとお灸のために通院して頂くことで、ほぼ2ヶ月で効果が判ります。また、胆石の再発予防に、ご自宅でのお灸をおすすめしています。
:: 糖尿病 :: 神経障害と網膜症、腎障害が糖尿病の三大疾患といわれています。血管がもろくなり高血圧の症状も出て、さらにいろんな皮膚病が起きやすくなります。これら合併症のサポートも致しますが、まずは糖尿病そのものを治療することです。あきらめて我慢するよりも、施術の効果を実感してほしいものです。
:: 胃腸障害 :: 逆流性食道炎、胃炎、胃下垂、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腸炎、盲腸炎などに、食欲不振から便秘や下痢など、胃腸障害は広範囲にあります。また、疲労やストレスが胃や腸にくる虚弱体質の方も多いようです。東洋医学は副作用も少なく、治療後はほとんどの方がスッキリされます。
:: 偏頭痛 :: 原因はさまざまです。頭痛が慢性化している方や、MRIなどの精密検査でも異常がなく痛くなったらクスリを飲むしか無い方などは、日常的に頭痛の管理が大変です。ただ、鎮痛剤は飲み慣れがあり、だんだん効かなくなりやすく、また長期に服用すれば副作用として、胃腸障害が出やすいのです。お悩みの方は、東洋医学の治療を試して欲しいと思います。
:: メニエール :: メマイには、実際に見たものが回転する「回転性メマイ(メニエールやその症候群)」と見えているものがフワフワ揺れる「メマイ感」との二種類があります。いずれも気持ちのよいものではありません。特にメニエールの回転性メマイに襲われていると、生きた心地がありません。ある種の恐怖感さえ覚えます。どちらのメマイとも当院の治療で鎮静効果が高い疾患です。是非、ご相談ください。
:: 甲状腺異常など :: 甲状腺の異常、耳鳴り、風邪、扁桃炎、咳や喘息、膀胱炎や頻尿、痔、蕁麻疹などは、とてもひどいという場合は別ですが、それのみというよりは、他にメインの愁訴があって、ついでに治療をしていることが多いようです。最近ほぼ1年掛けて完治した症例に輻輳(二重視野)がありました。現代医学を切って、東洋医学で治るという患者さんの強い意志と忍耐力も必要な症例でした。必ず治るとはいえない場合も多々あります。しかし、健康に過ごすという希望を叶えるためにも、みなさんが健康を維持するための努力をするということも、とても大切です。ここで東洋医学はその選択肢の一つであることをお伝えしたいのです。
運動器系 ~慢性的な疾患を総合面からケア~
長引いている不快な症状、なかなか治らない慢性症状、もう1度自分のカラダを信じてみたい方に東洋医学でサポートします
:: 座骨神経痛やその他の下肢の神経痛 :: 座骨神経痛では、腰臀部または下肢の後側から外くるぶしにかけて冷えを伴う疼痛がでます。当然に患側は冷えていますので、腰部や下肢を暖めると痛みが和らぎます。しかし、歩行時には足が着けないほどの疼痛が走る場合もあります。また、同様に下肢の外側に出る疼痛は、厳密に言うと外側大腿皮神経痛ですが、一般には分かりやすく座骨神経痛と診断されます。
足関節の異常が原因でスネの外側に疼痛が出ることがあります。この時、臀部や腰部に異常はでませんので、正式には座骨神経痛ではありません。しかし、東洋医学では、そのような意味で区別はしませんので、治療法が大きく変わることはありません。
ところが、両側性座骨神経痛は少し大変な神経痛で、疼痛が両足に一度に現れます。この種の神経痛は代謝性障害をお持ちの方に多く、一般に難治性神経痛と言われ、疼痛がなかなか緩和せず、治療期間も3ヶ月以上の長期に渡る場合も多く、患者さんは大変な思いをされます。しかし、わたしたちは、さほど難しいものとは思っていません。FT(フィンガーテスト)により正確な診断と東洋医学の臓腑経絡論と陰陽五行論との組み合わせで、確実に痛みは緩和され、治癒の方向へ進みます。
一般に神経痛が発症した方は、整形外科等で治療を受けていらっしゃいます。なかなか治らないので、別の選択肢として鍼灸治療を考えていらっしゃると思っています。われわれの治療を受けて、意外に簡単に痛みが緩和するので、みなさんビックリされるのですが、こんなとこに東洋医学の素晴らしさや有効性があるのと思っています。
ただし、神経痛の原因となるものが悪性腫瘍性である場合、話は別になります。できれば早急に専門医を受診し、対処して頂くことが必要です。急激な疼痛の悪化などは注意をすべきでしょう。 最後に、わたしたちの治療は、全く痛いものではなく、大変に気持ちの良いものです。無理なハリ治療やお灸はわたしたちの治療法にありません。痛みに対して即効性のあるツボ療法や全身のバランスを整える体調療法は身体に無理がなく、内部から温まってとても気持ちの良いものです。当院へお越しの患者さんたちは、疼痛でしばらく熟睡できなかった方が多く、治療中に痛みが軽減するのに従い、気持ち良く眠ってしまわれます。これは身体が治癒系に動き始めたという良いサインだと認識しています。
:: 膝関節痛 :: 膝の関節痛は、幾つかの意味で、よく観察しなくては誤診を招きます。わたくしども鍼灸師は膝の関節に針をすることを極力避けます。何故なら、膝の関節は非常に感染症に弱く、それだけ注意が必要なのです。そして重要なことは、リスクの多い膝の関節に直接針をすることが、東洋医学的にあまり意味がない治療であると認識していることです。臓腑経絡を忠実に守る東洋医学的鍼灸治療では、膝に針をせずとも十分に痛みを緩和させていけます。 また、膝に水が溜まるような関節炎や関節円板の損傷などの炎症性の疾患と膝周りの筋肉が異常を起こし、膝の痛みを出す疾患とは、明らかに異なる治療法が必要になります。例えば、下り坂や階段の下りに痛みが出る場合、四頭筋の筋力低下が根本の原因であることが多く、一方登りに痛みが出る場合、関節内部の炎症との関係があると考えられます。だから、アプローチも違ったもので当然です。
四頭筋の筋力低下が主な原因である場合、膝の前から治療をします。一方、関節内部の炎症が痛みを出している場合、背中や腰、膝の裏に注目します。膝の裏は極力強い刺激は避け、ハリ以外のネッシンやツボ用法で関節周囲の筋肉の過緊張を緩和します。さらに背部や腰部に臓腑経絡的な治療を行うことで、久関節内部の炎症を抑えるのです。これは、東洋医学独特のアプローチであると思います。この治療が有効であることは、多くの患者さんの治験例が物語っています。
:: 四十肩 :: コレといった原因は不明です。特徴は痛みで肩が一定方向に動かせないことです。突然に発症したり、チョッとした動作で始まったり、本人でも本当の原因が判りません。また自然に治る方もいれば、何年も治らない方もいます。ただ東洋医学的には、体幹の捻れが共通した所見です。よく間違える肩の痛みで、可動性のものがあります。肩は動くのに、肩にうずく痛みが走ります。ひどい時には肩を廻して痛みに耐えます。これは四十肩(五十肩)とは別物です。いずれの場合でも、当院の適用症です。安心してお越し下さい。
:: 腱鞘炎 :: 一般に「使い病み」といわれます。しかし、患部をよく観察すれば、どこでも腱鞘炎になるというものではなく、以前に痛めたことがあるというような、もともと弱い関節のようです。そして、臨床例は圧倒的に女性が多いようです。もしかすると女性ホルモンの急激な変調が原因かも知れません。当院では、ほとんどハリを刺すことはなく、IPコードにネツシン、お灸で治療します。
:: 慢性腰痛 :: いつまでも放っておくものに、慢性腰痛があります。急性の場合は動けなくなってしまいますので治療するのですが、慢性はだましだましでズルズルと引き延ばし、いよいよになって、駆け込んで来られる方が多いようです。慢性腰痛には隠れた原因が潜んでいる場合が多いので、早めの治療が、後の遺恨を断ってくれます。
:: 肩こり :: 慢性腰痛と同じように、肩こりも隠れた原因を持ちやすい症状の一つです。肩こりを治療するのに、基本的原因である婦人科系や、胃腸、肝機能を整えたりします。また隠れた原因として眼精疲労や慢性的睡眠不足も多くみうけられます。その他肩の痛みを肩こりだと仰る方もあります。その場合、心機能障害や婦人科系が原因であったりします。いずれにしても東洋医学的診断で原因をさぐり治療していきます。
:: 背中の痛み :: 慢性的な背筋の疲労は、内臓の働きに影響します。東洋医学が説明する臓腑と経絡の関係と同じです。背中には内臓のツボがあり、背中の異常は、関連する内臓に反映します。東洋医学では、背中の治療を重視して、丹念に施術をします。
:: 手術後のシビレや違和感など :: 手術は成功したものの、傷跡がいつまでも本調子でない方が以外に多いです。術後のQOL(生活の質)も大切な考え方です。例えば、近頃の乳がんの手術は、乳房の保存や再生手術が当然になりました。これもQOLのひとつです。傷跡の知覚異常やシビレ感、痛みなどがなく、快適な生活がおくれることも大切なQOLです。東洋医学では、傷跡は気を遮断するといいます。だから傷跡の治療が大切だと思っているのです。
WHO指定鍼灸適応疾患
神経学的疾患 | 神経痛 坐骨神経痛 神経麻痺 筋肉痛 痙攣 脳卒中後遺症 頭痛脳梗塞後後遺症 めまい 自律神経失調症 不眠 神経症 ノイローゼ |
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筋・骨格系疾患 | 関節炎 リウマチ 頚肩腕症候群 肩こり 五十肩 腱鞘炎 腰痛ぎっくり腰 外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) 各種スポーツ障害 |
循環器系疾患 | 心臓神経症 動脈硬化症 高血圧低血圧症 動悸 息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎 喘息 風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸炎(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)肝機能障害 口内炎 |
内分泌代謝系疾患 | パセドウ氏病 糖尿病 痛風 脚気 貧血 |
泌尿器系疾患 | 性機能障害 尿閉 前立腺炎(肥大) 陰萎 |
婦人科系疾患 | 更年期障害 生理痛 月経不順 冷え性 のぼせ 不妊症 |
耳鼻咽喉科系 | 耳鳴り 難聴 メニエル氏病 鼻炎 蓄膿症 声枯れ |
眼の疾患 | 眼精疲労 仮性近視 疲れ眼 かすみ目 |
小児科系疾患 | 小児神経症(夜鳴き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)虚弱体質の改善 |
アレルギー疾患 | 気管支喘息 アレルギー性鼻炎 |
お子様の治療
お子様方のいろんな症状に東洋医学は対応しています。敏感で体力の無いお子様たちには大人に使うハリは必要がないのです。当院には年齢や体質に応じた多彩な治療法があります。
だから、ゼロ歳児から治療をしています。
近年では、幼児でもストレスが原因で筋肉の痛みを訴えるお子様が増えています。その他、虚弱体質からアトピー、喘息、風邪、夜泣き、疳の虫、夜尿症、便秘、鼻詰まり、中耳炎、寝違えなど小さいお子様に起こりがちなものはまずご相談ください。また、運動器系のトラブルにも全くハリは使いません。安全なネツシンやIPコードが治療の主体となります。大人によく使われる皮内鍼でさえ使用せず、お子様には小さな金の粒や銀の粒を使った特殊療法があり、安心して受診できます。