疲労について

「お疲れさまです」この言葉よく使いますよね。
労をねぎらう意味で、またコミュニケーションの一環として多用する言葉ですが、
やはり「疲れ」というものは万人共通のもので、生きることと疲れることは切り離せない関係ではないでしょうか。

時々、どうしようもないくらい疲れている時があります。朝起きた瞬間から、身体の疲れを感じます。
しかし、お仕事中や何かに夢中になっているときなどは疲れを感じにくくなります。全然元気だわ、私!と何でもできそうな気がするのですが、次の日ぐったりなんてこともあります。

この「疲労」と「疲労感」これは何が違うのでしょうか。
疲労とは「自律神経の中枢」で起こります。
「疲労感」は脳の前頭葉の一部で感知するため、ギャップが起こりやすいとのことです。
また、仕事などでの達成感や充実感は疲労感をマスキングする作用があるので、注意が必要です。
隠れ疲労といい、気付かないうちに疲労が蓄積している場合があります。
疲労感を感じないため、なかなか気づけないですが、ポイントは「飽きたな~」と感じたり、「眠いな~」と感じたときは、休憩することです。

確かに人間の集中力は30分程度しか持たないですもんね。
身体の声を聞きながら、生活しましょうね☆彡

歯ぎしりを改善するには

ギリギリギリギリ・・・・・
だいぶ前ですが「歯ぎしりすごいよ」と夫に言われたことがあります。
私も寝ている時に、「あ、歯をくいしばってる」と思うことがありました。
睡眠中はだらーっとしてリラックスしているはずなのに、なぜ力を入れてしまうのでしょうか。

歯ぎしりは主に3つのタイプがあります。
①グラインディング
ギリギリと上下の歯を擦り合わせるタイプの歯ぎしりになります。多くの人がしている歯ぎしりはこのグラインディングタイプの歯ぎしりになります。ギリギリと音が聞こえるのがグラインディングの特徴です。

②クレンチング
上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしりです。大きなストレスなどがある時に歯を強く食いしばるのがこのクレンチングです。グラインディングと違ってこのクレンチングは音がしません。

③タッピング
上下の歯を合わせてカチカチな鳴らす歯ぎしりです。歯をリズミカルにカチカチと合わせるのがタッピングの大きな特徴です。

実は歯ぎしりの原因に科学的根拠が実証され、明確となっているものはありません。一概にこれが原因だと定義づけられたものがないのです。
しかしその中でも最も有力な原因の説はストレスです。人は強いストレスを感じると無意識に体を揺らすなど仕草、行動にあらわれます。なので歯ぎしりもストレスによる動作の一つと考えられています。歯ぎしりによってストレスを発散しているといわれています。

歯ぎしり=悪 と思っていましたが、自分を守るための行動だったんですね。

また、日中に食いしばりの癖があると、筋肉がその癖を記憶し眠っている時も無意識に行ってしまう可能性があります。なので、日中の食いしばりを改善することも大切です。

では、次に歯ぎしりをどのように治療していくかです。
マウスピースなどで対処していく方法ありますが、これは本当の意味での根治ではないと思います。
まずは、大元の原因であるストレスをいかにして発散させていくかです。

1.毎朝太陽を浴びて体内時計を整える
深い眠りを作り、睡眠の質をあげます。また、太陽の光はセロトニンという脳内ホルモンの分泌を促します。セロトニンには情緒を安定させ、幸福感を感じられる作用があります。なのでストレスを軽減させる効果も高いのです。

2.適度な運動
ウォーキングがおススメです。身体もほどよく疲れさせることが出来、また一定のリズムで行う有酸素運動は幸福感を感じるセロトニンが分泌されます。

3.タンパク質・ビタミン・ミネラルを摂取する
私たちはストレスを感じている時、脳では大量の神経伝達物質が合成されています。主に興奮する作用のある神経伝達物質が盛んに分泌されるのです。そしてこれらの神経伝達物質はタンパク質を原材料にしています。タンパク質がビタミン、ミネラルと協力して神経伝達物質が合成されます。
なのでストレスを感じている時、タンパク質、ミネラル、ビタミンが消費されてしまうのです。

要は、規則正しい生活を送れば、身も心も安定するということですよね。
しかし、日々の忙しさや、しんどさでなかなか規則正しい生活が送れないという方もいると思います。
そういう時は、是非鍼灸院にお越しください。
エネルギーがスムーズにまわるようお手伝いさせて頂きます!

皆で爽快な朝を迎えましょう☀

参考URL:http://www.e-futon-kobo.com/

歯の健康

日本人の35歳以上の8割が歯周病だそうです。
歯周病の原因は何でしょうか?
直接的な原因は「歯垢」です。歯と歯ぐきの境目の歯周ポケットに、歯垢がたまると、その中の歯周病菌が出す毒素などによって歯ぐきに炎症が起こります。
そこに、歯並びや糖尿病・ストレスなどが加わることで悪化します。

日本人のほとんどが歯みがきの習慣があるのになぜでしょうか?
それは、歯みがきだけでは歯垢の61%しかとれないそうです。
まず、歯磨き=食べカスを取ると思っている人が多いですが、虫歯や歯周病を予防するためには、歯垢(プラーク)を取ることが重要です。それには、歯ブラシだけでは不足。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯間まで磨く必要がありますし、歯垢が増えるタイミングに歯磨きをすることが大切です。
日本人でデンタルフロスを使用している人は全体の20%くらいだそうです。

北欧は歯の寿命が長い国です。80歳に残っている歯の数は8本に対してスウェーデンでは21本もあるそうです。この違いは何でしょうか。
それは、北欧は歯ができるだけ長く持つことが目標なのに対し、日本は悪いことが治すことが目標です。
定期予防・クリーニングの受診率でその違いがハッキリと出ています。
スウェーデンは90%・アメリカは80%・日本はたったの2%です。
耳が痛い話です…。歯医者が怖いので定期健診も行っておりませんでした。
痛くなってからでは遅いという事ですよね。

鍼灸治療も同じです。東洋医学は未病治といって、まだ病気になる前に予防できる医学です。
分かっていながら、歯医者にいってなかった自分が恥ずかしいです。。

歯の健康は身体・心の健康とも大きく関わります。
おうちでのデンタルケア、そして定期健診で歯の健康を保ちましょう♪

山芋パワー

突然ですが、「山芋」食べてますか??
山芋は身体によさそうな感じはなんとなくしますが、あまり食べなくなってました。
しかし、調べてみると山芋は絶大なパワーを秘めていたのです!!

山芋は「山薬」として漢方の生薬でも使われています。
中国の薬草の代表的な古書である「神農本草経」にもその記載があり、虚弱体質を補い、胃腸の調子をよくし、暑さ寒さに耐え、耳や目をよくし、長寿を保つことができると書かれています。
また、山芋に含まれる消化酵素アミラーゼが胃腸の消化吸収を高め下痢を止めます。
消化不良の下痢や、冷たいものを取りすぎたときの下痢にはいいのですが、腸が炎症を起こしているときの下痢には食べないようにします。
アミラーゼは熱すると失われるため、調理するときはマグロの山かけや月見とろろなど、生で食べるのが効果的です。
昔は山に自然に生えている自然薯(ジネンジョ)が使われていましたが、現在では主に畑で栽培された長芋(ナガイモ)が使われています。
また、肺を潤して、痰や咳を鎮める効果があります。
秋は空気が乾燥して咳がでたり、肺を痛めることがおおい季節なので山芋が効果的です。

ああ、もうこれは山芋を食べるしかないですね!
まだまだ暑くても暦の上では秋なので、肺を潤して養生していきましょう♪

風邪には漢方

最近、風邪をひいている方が多いようです。
私も、朝起きたらのどが痛いな、頭が痛いなと感じることがあります。
特に、暑くなりクーラーをつけていることも影響を与えているかもしれません。
皆さんは風邪をひいたかも・・・と思ったらどうしますか??
病院に行く人、市販の風邪薬を飲む人、何もせずに自然治癒を待つ人など様々だと思います。
私は迷わず漢方薬を飲みます。風邪ひいたかも・・・というときに飲むと効果は絶大です。

よく、漢方薬は長く飲まないと効かないのではないか?と思われますが、そんなことはありません。
1包でも十分に効果があります。

風邪に対応する漢方薬は様々ですが、代表的なものをご紹介します。
〇葛根湯・・・悪寒 頭痛 関節痛など
〇麻黄湯・・・発熱 関節痛 インフルエンザにも
〇桂枝湯・・・頭痛 悪寒 微熱 体力がない人にも
〇参蘇飲・・・咳 痰 鼻水
〇荊芥連翹湯・・・鼻水 鼻づまり
〇銀翹散・・・のどの痛み

漢方薬は合わないと効果がありません。
たんぽぽ鍼灸院ではお一人お一人に合う漢方薬をお選びできます。
あ、風邪ひきそう!と思ったら是非ご相談ください。

香りの効果

最近、家のトイレに芳香剤を設置しました。
すると、今まであまりリラックスできなかったトイレが落ち着く空間に!!
やはり香りというのはすごいですね。

香りは鼻から入り、直接「大脳辺縁系」にダイレクトに作用することが出来ます。
大脳新皮質は、理性や知性を司る「考える脳」です。
「こんなことでイライラしちゃダメだ」とか「やる気を出さなきゃ」といった理性的な思考は、すべてここで生まれます。理性的な思考からくるストレスもここで発生します。
一方、香りが直接作用する大脳辺縁系や間脳などは「動物脳」と言われます。脳の中心部にあり、本能や無意識の活動に関わる機能を有しています。
この部位は自律神経の中枢部で、リラックスやストレスの反応、ホルモンなど内分泌系の機能をコントロールする場所でもあります。
無意識のうちに活動する脳内の指令や体の感覚に直接影響するため、香りによって刺激を受けると、知らず知らずのうちに心身が整っていくのです。

当院でもお灸を行うことが多いので、患者さんから「お灸の香り落ち着く~」と言われます。
されるほうもリラックスできますが、施術する私たちもおだやかな気持ちになります。
まだ、お灸を経験したことがない方、是非一度お試しください☆

息抜きして巡る身体に

皆さん、息抜きしてますか??

現代はストレス社会と言われています。多かれ少なかれストレスはおのずと降りかかってくるものです。
その都度発散できればいいのですが、それがうまくできないとストレスは身体にたまり、何かしらの不調をもたらします。
東洋医学ではストレスによって気が巡っていない状態を「気滞」といいいます。

気滞の身体的症状は不眠、頭痛、めまい、耳鳴り、歯ぎしり、肩・首・背中の痛み凝り、寝違いが起こりやすい、
げっぷやおならが溜まりやすい。便秘・下痢。腹痛などです。
そして精神的にはイライラします。イライラするから滞るというのもあります。
私も、朝からイライラしてるので要注意です。

では、この気滞はどのようにして対処すればよいでしょうか。

まずは「運動」です。
身体を動かすと気も巡り始めます。散歩くらいは丁度いいです。
そして「好きなことをする」です。
おしゃべりしたり、カラオケしたり、海に行ったりなど身体と心が喜ぶことをします。
また、食事でも滞りをとることが出来ます。
イカ、シジミといった肝に作用する魚介類、玄米やオレンジ、ミカンなどの柑橘類、杏(あんず)、セロリ、ミント、ラベンダー、ローズマリーといった香りの高い食材もおすすめです。
冷たい食事はあまりおススメできません。

暑い日が続くと、特に何もしていないけれどイライラしがちです。
その日の気滞はその日のうちにとりたいですね♪

認知症予防に水分補給

熱中症に水分補給。それは当たり前ですね。
認知症予防に水分補給が効果的だということはご存知ですか?

人間の身体は年齢とともに体内の水分量が減少していきます。
子どもの水分量が70%に対し、高齢者は50%と少ないです。
体内の中で最も水分を蓄えているのは水分です。したがって筋肉量の少なくなる高齢者は水分不足に陥りやすいです。
さらに、感覚の鈍化により、喉が渇いてもそれを感じにくくなることで生じる “摂取量の減少”や、腎機能の低下により尿に含まれる水分の割合が増える“排出量の増加”が追い打ちをかけます。

では、認知症と水分とはどういう関係があるのでしょうか。
認知とは、ここがどこで、なぜここにいるのか”ということを、認識、理解、判断する総合的な精神の働きのことです。
認知症とはその認知力が下がってくるという事です。認知力の低下の原因に関係するのが、脳の覚醒水準、つまり、意識がハッキリあるかどうかなのです。
体から水分が1%減ってしまうと、体全体の細胞を正常に機能させることができなくなるため、意識が朦朧とし、熱中症になったような意識障害が起こります。
水の量と物忘れの度合いは完全にリンクします。水を飲んで覚醒水準が上がると、物事を見聞きした時の印象が強く残るようになります。頭がシャキッと起きるんすでに認知力が落ちていた人でも、体の細胞に水分が満たされてくれば、覚醒水準は必ず上がってくるのだそうです。

適切な水分はどれくらいかというと、一日1200~1500mlくらいだそうです。
確かに、毎日それだけ水を飲んでいるかというと自信がないです。
でも、水だけで認知症が予防できるなら試す価値ありますね!

是非、熱中症予防のこの時期だけでなく、この先も意識して摂取していきましょう♪

参考URL:https://kaigo.news-postseven.com/

東洋医学で不妊治療は可能か?

たんぽぽ鍼灸院では一般に言われる「不妊治療」という言葉は使いません。
私たちは「安胎」と言っています。
理由は簡単です。
治療そのものが「不妊」だけを目的としていないからです。

私たちが行なっている治療の原則は、女性本来の健康な体づくりです。
年齢に応じた女子力を維持・管理・増進する目的の治療なのです。
健康な若い女性であれば、妊娠・出産に問題はないはずとういうのが原則です。
東洋医学では、49歳まで妊娠もし、出産もできるはずと教えます。
49歳で妊娠して子どもを儲けることがあっても不思議ではないのです。

健康には消化器系の健康や循環器系の健康、中枢神経系の健康、運動器系の健康など
いろいろな健康な状態が想定されます。
そこで適齢女性の健康を目的とする場合・・・
適齢という条件が付くと当然に月経と排卵の存在も健康の範疇に入ります。
例えば、下の図で説明しましょう。

左図の卵巣は各時系列で排卵とその後の模式で表しています。
私はFT診で患者さんの現在の卵巣のフェーズを示します。
これは現在の患者さんの卵巣が実際にはどのフェーズにあるのかを知ってもらうためです。
ここで、患者さんの読みと実際との誤差がある場合、どこに原因があるかを探します。

右のグラフは時系列での下垂体ホルモンと卵巣ホルモン、基礎体温、月経周期の変化を表しています。
このグラフを使って実際の動きと排卵予測との間に生じる誤差の原因を調べます。

つい先日の方の場合、見込みと実際の動きとの間に排卵予定が四、五日遅れていることが分かりました。
それで、右のチャートでどこに異常が発生しているかをFT診すると、
卵胞刺激ホルモンの分泌異常が検知されました。
遅れている原因がいろいろある内、卵胞刺激ホルモンだと確定できるのです。

そしてこれからが、東洋医学の凄いところです。
まず、卵胞刺激ホルモンの分泌異常を整える経絡を六部定位FT診で決定します。
そして治療です。
治療はハリ、お灸、ツボ療法、ネッシン、漢方薬など状況に応じて、最も効果的なものを選びます。

適齢女性の健康に関する項目は約十五分ほどで治療が完了しました。
「安胎」の場合、これでご夫婦でのタイミングでの正確な読みが可能になります。

この診断と治療法は東洋医学と入江FTの利用により可能となるのです。
そこで、タイトルの「東洋医学で不妊治療は可能か?」の答えは・・・
ズバリ、イェスです。

お悩みの方、
まずはご連絡をください、
スタッフがしっかりと対応します。

鍼灸学校の学生諸君や同業で私の治療に興味ある先生へ
たんぽぽの診断や治療法は公開です。
でも、診断法を学ばなくてはなりません。
基礎と臨床の講座を公開しています。
まず、体験して見てください。

子どもが不機嫌な時は・・・

8月に入りましたね。蝉もミンミン鳴いております。

暑さのせいかなのか、ムシの居所がわるいのか、我が家の子どもは機嫌が悪いことが多くなりました。
朝、キーキーいいながら起きてきて、イヤイヤ言いながらご飯を食べ、泣きながら保育園に行っています。
そんな調子が何日も続くので、もしかしたら体調悪いのかもしれないと思い、夜、治療をパパっとしてみました。 
「治療するよ~」というと、さっと私の膝の上に転がってきました。してほしかったのかもしれません。

すると、翌日・・・・何だか機嫌がいい!起きてきてキーキーいってない✨
これがたまたまなのか治療の効果なのかは分かりませんが、とにかくほっとしました。
でも、身体を診ると風邪が入っていたりしたので、身体がきつかったんじゃないかな~?と思います。

まだ、はっきりと喋ることが出来ないので、なかなか自分の不調を伝えられずもどかしさもあったと思います。
子どもがイライラしてるとこちらもイライラして(逆も然りですが)、もうイライラのループです。
そんな時は、もしかしたら体調悪いのかな・・・?と疑って見てください。
子どもの体温でよく健康かどうかを図りますが、体温は高くなくてもだるいとか頭痛いとかありますよね。
それは子どもも一緒です。
「なんでこんなに機嫌がわるいの!もういい加減にして!」と思ったら、是非たんぽぽ鍼灸院までお越しください。

たんぽぽ鍼灸院では、不調の原因を診断・治療し、ご自宅でできるセルフケアまでお伝えします。
子どもはもちろん、お父さんお母さんも楽になれると思います(*’▽’)☆