鍼灸治療が合う人とは…

8月もそろそろ終盤。
今年の夏は、去年と比較するといくらか過ごしやすいと感じている今日この頃です。

たんぽぽ鍼灸院では、さまざまな患者さまが来院されてきます。
また「鍼灸治療が合うか、合わないか」とよく耳にします。
何がそうさせているのか、ずっと気になっていました。
人によって合うとか合わないをどうやって判断したら良いのか。

きっと、気を信じるか信じないかの違いだと思っています。

東洋医学は気の医学。鍼やお灸が治すのではなく、患者さまの気が整っていくことで治療効果が表れるようです。
気が整うといっても目に見えるものではなく、治療者の主観になってしまうところがあるので怪しく思われがちです。
ですが、明らかに言えるのは、「気の存在を信じられない」方には理解しにくいので、治療効果を実感しがたいようです。

もっと簡単にいうと、理論的タイプと感覚タイプのどちらか。
気は感じるもの。頭で考えるものではありません。
なので、感覚タイプの方が治療効果も優位ですね。

たんぽぽ鍼灸院は0歳の可愛い患者さんからお見えになりますが、ちびっ子の治療効果は治療者もびっくりするくらいに早いものです。
本人は無意識だと思いますが、気を受け入れてくれます。だからかなり弱い刺激でも十分に治療効果を発揮してくれています。
例えば、お灸をしなくてもお灸に使用するもぐさを小さく丸めてツボに貼るだけのツボ療法です。
体はきちんと治りたい方向にスイッチを入れ、自然治癒力が発揮されるのでしょうね。
抗えない素晴らしい体の本能です。
体は健康を求めていることがよく分かります。

大人は、頭を使うことが増えてきますから、生活そのものが頭に力を入れがちです。
時に、体はそれを嫌います。力を抜く。頭の力を抜く。この大切さを教えてくれることがあります。

適度に力を抜いて過ごして、体感を意識するライススタイルをつくれると良いですね。