ナタリーさん、来院
フランスより、ナタリー・アランさんが、
お灸の勉強に来院されました。
朝1番から最終の患者さんまで1日中、
当院の院内で、実際の治療を見学され、
また患者さんに治療の体験のインタビューをとり、
多くのデータを持ち帰られました。
(注;見学及びインタビューは、
患者さんの同意の上で行なわれました。
多くの患者さんが気楽にOKを出してくれました)
アランさんは、日本のお灸文化を研究されています。
今回は2度目の来院ですが、
当院が、治療に各種のお灸を使うことに、
大変興味を抱かれています。
今回は1ヶ月程、日本国内を廻られています。
質問の内容やポイントも、なかなか鋭く、
例えば、
「何故、当院が他で使われる透熱灸でなく、
八分灸を主体にやっているか」とか
「何故、自家製温灸器を使ってまで三陰交を温めるのか」とか
お灸の意味と効果の機序に関する質問を使い分けて、
質問されます。
今回は他所で、両足三里付近の「打膿灸」を、
受けていらっしゃいました。
わたしが、「熱かったでしょう。わたしは、だめだ」と言うと、
ナタリーさんは、「昨年の、背中のお灸より、軽かったです」
論文を書くのも大変です。
が、論文の完成が待ち遠しいものです。