心理のお部屋 ~サイコパスとは?~ (由香)

サイコパスという精神病質を聞かれたことがあるでしょうか。脳の器質に問題があり、生まれつきのものらしいですが、どんな特徴があるのか、私がお勉強したことを少しご紹介したいと思います。

【社会的異常性の面として】
*衝動的ー自分の満足のために行動する
*行動をコントロールすることが苦手ーやってはいけないこと感覚の欠如、短期だけど何事もなかったかのように割とすぐひく
*興奮がないとやっていけないーいつも興奮がないとやっていけない感覚
*責任感の欠如ー約束やルールを破ることに何の罪もの意識もない(支払命令・執刀命令など)
*幼い頃の問題行動ーどんなに良い環境でも11~12才までには必ず問題行動が出てくる
*成人してからの反社会的行動ー犯罪など

【感情や対人関係の面として】
*口達者で皮相的(うわべ)ーぬかりのない機転がきく
*自己中心的で傲慢ー自分は重要な存在、自分のルール
*良心の呵責や罪悪感の欠如ー申し訳ないと思わない
*共感能力の欠如ー被害者の気持ちが分からない
*ずるくごまかしが上手いー見破られないうそをつく
*浅い感情ー感情は表現しているだけ、感じていない
見た目の特徴は、抜け目がなく機敏に働く頭・人を楽しませる口のきき方・とびぬけた魅力があります。

ひと昔前の映画で「羊たちの沈黙」をご覧になった方はイメージがつきやすいかと思います。
最初にお伝えしたように、脳の異常で治療法はないらしく、行政と病院と保護者で完全に監視する生活環境を生涯整える方法しかないようです。

また現状の日本ではサイコパスを診断できる専門家が居ないらしいのです。心理テストをすり抜けられる能力があるので、偽ることが容易らしいのです。テストをする側はそれを見破る能力をつける必要がいるとのこと。アメリカの専門家は、相当のトレーニングで養成されるそうです。

世の中に、実際にサイコパスを患っている人たちはどの程度おられるのか気になるところです。

東洋医学小話⑰: 逆子とお産    院長

馴染みのない方には解りづらい話しですが、
逆子とは、赤ちゃんの頭が上、お尻が下にある状態で、
お母さんのお腹にいるのです。
これを、普通場合とは逆、つまり頭が下でお尻が上でない
姿勢なので、逆子といいます。

出産時には、赤ちゃんは頭から出てきますので、
ある程度赤ちゃんが大きなった週数には、
赤ちゃんの頭が下にあることが望ましいのです。

では、赤ちゃんの頭が上にあってはいけないのかと言いますと、
実は、そうでもないのです。

お母さんのお腹が十分に柔らかくあれば、
赤ちゃんは臨月でもクルクル廻ります。

一般に当院へ逆子の治療でお越しになるのは、28週から
32週が多いのですが(たまに34週を過ぎてもお越しになります)
この時分には、赤ちゃんも大きくなり、お腹の中を
動きづらくなるから、産院でも少し困った顔をされます。

この時期、お母さんにストレスが掛かると、お腹が硬くなるのですね。
そうすると、赤ちゃんが自由に動けなくなってしまいます。
そして、たまたま逆子の状態でお母さんのお腹が硬くなれば、
逆子と言うことになるのです。

でも当院の逆子治療は、赤ちゃんを元に戻す治療ではないのです。
ハッキリ言いますと、お母さんのお腹を柔らかくする治療なのです。
お母さんのお腹が充分に柔らかいと、赤ちゃんは臨月まで、
お母さんのお腹を自由に動き回ります。

いつもはほぼ1〜2回の治療で、赤ちゃんは動いてくれるのですが、
つい最近、3週間の間に4回も治療したお母さんがありました。

治療するとお腹は柔らかくなり、赤ちゃんもよく動いて
くれるのですが、なかなか廻りません。
お母さんは、里帰り出産をされるので、
4回目が最後の治療になりました。
さらに、お母さんは逆子の他にもう一つ悩みがありました。
それは、カラダを動かす時、恥骨付近が痛むのです。
私たちは、これが今回の原因だと推測しました。
しっかりと恥骨付近の運動痛を取る事で、治療を終了しました。

数日後、「赤ちゃんが戻っていました」との報告を受けて、
ホッとしたことでした。

でもここで重要なことは、逆子になったお母さんはラッキーと
思っても良いのかも知れません。
たまたま頭が下のまま、お腹が硬くなったお母さんは、
お産の時に少々苦労する場合が多いようです。
その点、逆子が戻ったお母さんのその後は、以外と安産なのですね。
当院で、お腹を柔らかくし、腰痛や腰回りの異常をとるので、
お産が楽になるようです。

安産を迎えるコツはこの辺りにあるように思います。
妊娠後期の安産治療は絶対に必要です。
「やるなら今でしょう」

*心理のお部屋* ~素敵な子宝祈願&真の他力本願~ (由香)

~素敵な子宝祈願の仕方&真の他力本願について~

 以前、私たち夫婦にも子宝に悩んだ時期がありました。当時、僧侶のお勉強をされた鍼灸師の先生から「子宝祈願について」お話しを聞きました。素敵な考え方だなぁ思い、今でもご縁がある方にお伝えしている内容です。感じるものがあれば、参考にされてください。

お参り、お祈りは、とにかく子どもが出来た状態を、或いは自分が母になっている状態、父になっている状態、等々現実に起きて欲しい状態を、気負いなく自然にイメージすること。言葉にすること。感謝すること。これだけです。
例えば、商売繁盛、家内安全、心願成就…祈願文はみんな断定で終わっています。「何々がしたい、欲しい」と強く願うことは【願っている自分】をイメージ、実現するだけ。いつまでも願っている自分が現実になるだけです。だから、子宝を授かった、お母さんになった…とイメージしながら言葉にして「ありがとうございます」と添えましょう。「家族や世の中も平和だ!感謝☆」なんて余裕があったら祈ってください。
 なかなかその気にならない、イメージが湧かないでしょうが、何回かしてみたら、自然に出来るようになります。当然「世界一の金持ちになった」なんて祈っても、実現不能だってこと自分自身が一番わかっているでしょう…。本当に金持ちになれる、成功する人なら、自分の実力にゆるぎない自信をもって祈れますしね。だから成功できるのです。

「体づくり」も体を信頼し、自分を信頼し、生命を信頼してこそ出来ることでもあります。
だから自分のせいにしないこと、他人のせいにしないこと、運命のせいにしないこと、「お願いします」なんて他力をあてにしないこと。
 ちなみに「他力本願」とは人や神さんなど他のものをあてにすることではありません。「他力本願」とは人知を超えた、敬うべき、恐れるべき、委ねるべきものに対して、絶対的な信頼をおくことです(浄土宗では阿弥陀如来の力によって、極楽浄土に絶対行けるという安心のもとで現世を幸せに過ごすことを意味します)。
 それが「自然」でも、「生命」でも、山神でも、海神でも、ご先祖さまであっても、アッラーでも、GODでも、阿弥陀如来でも…自分自身でもなんでもいいのです。
ゆるぎのない安心、自信を持ってこの世の生活を営む。これが「他力本願」です。
赤ちゃんがお母さんの懐に全てを委ねて、のびのびとしながら、笑っているように…
お寺、教会や神社、どの場所でもその場所の圧倒的な力に、絶対的な信仰に、仏様や神様に、ご利益に…自分の力を信じてイメージを具体化していくのがお祈りです。

東洋医学小話18: 季節のかわりめ   院長

10月20日から11月6日までを土用といいます。
秋と冬を分けるものですが、季節に乗れない方達はこの時期、
体調を崩しやすくなります。

今年は夏から変な日々が続き体調不良の方が多いようですね。
例えば、なかなか抜けない身体のだるさや疲労倦怠感です。
また空気の乾燥と合わさって、咳や鼻水、鼻づまりが始まり、
風邪なのか花粉症や鼻炎なのか分からない症状を出します。

これから寒くなる冬に向かって漢方薬を何種類か家に置いておくと
いいですね。
例えば、よく朝に寒気を覚える人は、麻黄湯です。
クシャミが出て鼻水がタラ〜と出る方は、小青竜湯がいいでしょう。
もう一つ風邪の引き始めのようで軽く汗をかく時は、桂枝湯が
いいですね。

このように数種類の漢方薬を揃えておくと、体調不良の出始めに
対応できますが、詳しくは当院の漢方薬スタッフに、気軽に
お聞きください。

そしてこじらせてしまったときは、迷わず当院へご受診ください。
当院で、刺さないハリや優しいツボ療法を体験していただくことで
その治療効果をご納得いただきたいと思っています。

東洋医学小話19: 瘀血のお話  院長

瘀血とは、オケツと読みますが、お尻のことではありません。
カラダの中に溜まった、非生理的な、つまり使われなくなった血液の意味です。

では、どうしてそのような血液がカラダの中にあるのでしょうか?
それは、女性の場合、経血として体外に出てゆくべきものが、積み残されて、
下腹部に溜まってしっまったものが多いのですが、一般には内出血で生じたもの、
例えば、タンコブや怪我や手術などで体内に残った血液が変化したものなどです。

では、瘀血があれば、私たちのカラダにどのような影響が出るのでしょう。
それは、どこに瘀血が出来ているかによって異なります。
例えば下腹部に瘀血がある場合、強い肩凝り(痛み)や目の奥の痛み、側頭部やこめかみの頭痛、
めまいなどを起こします。
また、便秘を伴います。たいへん気になって嫌な症状ですが、原因を取らなくては、
マッサージなどをしたぐらいでは良くなりません。
一般に瘀血は体調が悪い時、症状を一層悪くします。
病気や怪我がなかなか良くならなかったり、痛みを増悪させます。

瘀血があるかどうかの判定は、意外に簡単で、
頭部であれば抑えて痛く、少し腫れています。
怪我や手術に場合は、周りを押さえるとやはり痛みや嫌な違和感があります。
下腹部の瘀血の場合は、おへその斜め下を押すと痛みが出ます。

以上のことをふまえて、なかなか取れない症状や体調不良と瘀血を関連づけてみて下さい。
たんぽぽは、いつでもご相談になれますよ。

心理のお部屋 ~ひとりごと~(由香)

今日で10月も終わり。
昨夜は、ソフトバンクホークスが日本一になり、福岡はちょっとしたお祭り騒ぎ。

明日は中学校のバザーでお手伝い。
白玉ぜんざい250個。
売上は所属する部活の部費として活用されるので、気合も入るところ…

あいにくの天気予報と、ホークス優勝セールで一般のお客様もそちらに流れるのでは…と心配。

今日は早く寝て、明日に備えようっと。