心理のお部屋 ~五感~(由香)

今日も福岡は寒いです(>_<) 我が家のチワワ犬もファンヒーターの前を陣取っています… 触覚 聴覚 視覚 臭覚 味覚 今日は、この五感についてのテーマです。 皆さんは、五感のなかでどの感覚が得意かと考えたことがありますか? よく「耳がいい」とか「鼻がいい」とかいいますよね。 意外と自分では意識していないものですが、人それぞれ感覚のレベルに差があるのはなんとなくわかるような気がしませんか。 私は意識したことがなかったのですが、親しい知人から「視覚から入るのが得意なタイプだね」と言われ、そうなのかなぁと思って生活を意識していたのですが、確かにそうかも…と思うことがあります。 「見ること」で物事をとらえたり考えたり感じたりしていることが多々あります。 皆さんも、五感のどの感覚が得意なのか、ちょっと意識して生活してみませんか? またご自分の周りの方と比較してみると、相違点から相性などいろんな発見があるかもしれません。 たとえば、全然気にならない部屋のにおいに敏感な家族が居たり、それより目に見える汚い部屋の方が気になる人も居たり、テレビがうるさいと感じて静かな環境を優先したい人が居たり… ちなみに五感の次にくる第六感について調べてみました。 ちょっと長くなりますが、興味のある方は参考まで。 第六感は、少々説明しにくい意識の世界だそうです。五感に比べて潜在的なものに近づいていく感覚。知覚。 例えば、胸騒ぎ等、危険を察知する能力であったり、カン・直観とかなんとなく・・・自分の本性、自分にふさわしいものを選り分ける為に働くものではないでしょうか。 また、第六感を動物でいえば、沈む船にいるねずみが騒いだり逃げ出したり、地震の波動をいち早く察知し非難したりする能力。 しかし、人類は文明と引き換えに第六感を失ったとも言われています。 更に意識の奥にあるものが第七感で、無意識のレベルの感覚。心覚。そしてそのそこにある感覚を第八感と考えます。 第七感・第八感は私達になじみの少ない言葉ですが、仏教ではその存在を心理学の発達以前から明らかにしていたようで、特に第八感は、人間のみが持つもので『アラヤ職(なんでもそこに全てあるという意味だそう)』と呼び、悟りを表します。 それはユングの言う『集合無意識』や、『曼荼羅』と非常に共通した意味を持っているものです。 つまり第八感は『本質心髄』であって、そこに到達するには第七感が重要な鍵をにぎっているらしいのです。 心に浮かぶ種々の感情・感覚、嬉しい・楽しい・恋しい・心地よい・悲しい・憎い・寂しい・怒りなどの全てが平等にここにあり、感情の善悪・優劣は存在しません。それを人間の持つ我執や分別あるいは現代社会全体が善悪・優劣をつけ複雑にしています。 それゆえにそれぞれの第八感にある本質心髄の境地を体感するためにはあるがまま第七感に導いてもらうことしかないそうです。

心理のお部屋 ~講演に行ってきました~ (由香)

先日、国立福岡視力障害センターに講演に行ってきました。
毎年、年に1回お声をかけていただき、今年で5回目位かな?
私は鍼灸師でもありますが、心理カウンセラーとしての講演を担当しています。鍼灸施術は院長が担当で講演します。
毎年、今年はどんな受講生の方と会えるのかなぁとワクワクした気持ちで窺います。

今回は11名のあんまマッサージ指圧師と鍼灸師を目指す学生さんにお会いできました。
テーマは「ズバリ!患者さんへの超効率対応術」です。
初診の患者さんへの対応の仕方から、症例別にコミュニケーション法を変えることで、施術の効果が倍増すること…など、皆さんが資格を取得して社会に出た時に必要だと思われる内容をお伝えしてきました。

毎年感じることですが、受講生の方々の社会支援を心から応援したい気持ちです。
仕方なく鍼灸を勉強されておられる方が、いつの日か鍼灸師になって良かった…と思えたら嬉しいです。

この世界は、唯一、人の身体に触れながら、「人を診る」治療です。
まだまだ解明されていない東洋医学の奥深さが魅力でもあり、時に身体症状は心理状態の現われだったりします。
患者さんとゆっくりじっくり向き合えることの必要性や重要性は言うまでもありません。
鍼灸師は決して儲かる仕事ではないと思いますが(笑)、人生を豊かにしてくれる仕事のひとつだと思っています。

妊娠への経緯~30代患者さんの声~

患者さんの体験記をいただき、公開の了解を得ましたので、掲載します。
不妊でお悩みの方に参考になれば嬉しいです。

私は、一人目の子を半年ほど病院のタイミング療法の治療に通って、授かりました。
当時は24歳だったので、不妊治療がどんな物かも知らないままでした。
赤ちゃんは授かるのが当たり前という考えだったので、不妊治療はこんなものなんだろうなという考えでした。

その後、子供が生まれて、2年ほどしてから2人目を授かりたいと思い、
また病院にタイミング治療に通いました。

でも、一年間たっても授からず。
何で?何で?
意味がわからない!
という気持ちでした。
まだ授かるのが当たり前と思っていました。
当たり前の事ができないなんて、何て私はダメな人間なんだと毎日思っていました。
生理が来る直前は、
どうせまた生理が来るんじゃないか。どうせ赤ちゃん来ないんじゃないか。
私は授からないんじゃないか。

でも来て欲しいな、、、。

という考えがぐるぐる頭を周り、
そして生理がきては1日暗い気持ちで泣いている。
そしてまた次の生理までの一ヶ月が始まる。

赤ちゃんを授かる為だけに生きていました。

そして、お友達と体づくりについて話している時に偶然、鍼灸治療というものを知りました。
近所で探してみると、たんぽぽ鍼灸院を見つけました。
そこで、院長先生とゆか先生に出会いました。
私は鍼灸治療を受けたり、カウンセリングを受けたり、受けるのを休んだり、
そうしてる間に、薬を飲まないと来なかった生理が、自分だけの力で来るようになっていました。

でも、私はまだ授からないまだ授からないと考えていたので、
そんな自分の変化にもあまり気づいていませんでした。
何も変わってない。
そう思っていました。

ただ赤ちゃんを授かりたい。

それだけの為に何で私はこんなに苦しまないといけないのか。
どうして、と考えても答えが出ず、もやもやした日が続きました。

それから病院や鍼灸の治療を受けたり休んだりして2年が過ぎました。
その間にカウンセリングの勉強も始めました。

2人目の子を授かりたいと思ってから3年が過ぎていました。

ちょうどその頃カウンセリングの勉強がひと段落し、
私は自分の力を信じてもう一度治療を受けてみようと、決めました。

その時に院長先生に言われた一言に、私は1番心を動かされました。

赤ちゃんを授かりたい。
でも、人生それだけじゃないでしょ。

と。

あ!
そうだ!確かに!

私はこの3年間、自分の人生を生きてなかった!
赤ちゃんを授かる為だけの人生を生きてた!

それから、自分の人生を生きようと思いました。
主役は赤ちゃんじゃない、自分だと思いました。
そう思ったら、この3年間で一番楽な気持ちで毎日を過ごせました。

それから5月に、タイミング療法でタイミングを逃しました。
鍼灸治療も受けていたので、
病院の先生が考えていたより早く、
排卵させる薬も飲んでないのに
排卵していました。

病院の先生は、残念だけど、また次に生理が来たら連絡してね。
もう受精するには間に合わないし、
その前の性交もタイミング合ってなさそうだから
次の生理までは何もしなくていいよ。

私は、腹が立ちました。
合ってない?
私の一ヶ月が無駄になったじゃないか、と。
でも、あ、まてよ、と思いました。
ということは、
いつもはやらないように気をつけてた事、全部やっていいんだ!と思いました。

足を冷やさない方がいいけど、
川に入って子供と足を冷やして遊びました。
自転車にたくさん乗って、いろんなところに行きました。
お友達と出かけてたくさん話したりして笑いました。
家族でお出かけして美味しいものを食べました。
そして、生理が来るという事を忘れていました。

そうしたら、タイミングが合っていないと言われたけれど、
何故か赤ちゃんがお腹に来てくれていました。

その二週間、生理が来るのを忘れて
自分の人生を生きていたと思います。

これが大切なんだろうなと思いました。

赤ちゃんを授かりたい。
でもそれだけにこだわって、それだけの為に生きていたら、
どんどん苦しくなる。

私が私らしく
毎日楽に気分良く過ごす、
それがとても大事だと思いました。

赤ちゃんを授かりたいけど、
赤ちゃんが授かるかどうかは誰にもわからないし、
授からなくても私が悪いわけじゃない、それは待つしかできないものだというのもわかりました。

どこかで、自分がコントロールできる気がしていました。
私が頑張れば授かると思っているところもありました。
でもそれは違うとわかりました。

そこに辿り着くまでに時間はかかったけれども、周りのたくさんの人達に助けてもらい、気づかせてもらいながら
今の自分になれた事がとても嬉しいです。

たとえあの時に赤ちゃんが授からなくても、そういう自分になれた事で十分だと思えています。

東洋医学小話21: 健康診断  院長

先日健康診断に行ってきました。

ほぼ半日いろんなところやいろんな検査をしてもらい、
忘れた頃に結果が送られて来ました。

検査の結果は、予想通り、ほぼ同じでしたが、三つの点で、意外でした。

心配だった肝機能は、全く異常なし。
軽い慢性胃炎が見つかりました。
驚いた事に、無警戒の腎機能が、精密検査の必要ありでした。

早速、出かけました。
「長い間水分を取らずに検査を受けたでしょう」

まったくその通りで、前日の夜10時頃から朝の検査時間まで、一滴の水分も取らずに、
いろんな検査を受けました。

私は普段、夜は寝るが寝るまで水分を取ります。当然、朝も沢山水分を取ります。
検査中は、喉の渇きで大変でした。

「原因は、脱水です」
あれ〜‼︎

心理のお部屋 ~たんぽぽだより1月号より~(由香)

今年も残り10日余りとなりました。

2015年☆皆さんはどんな年にしたいでしょうか。仕事や育児・家事に多忙で疲労回復やストレス解消のために近年では「アクティブ・レスト」=「積極的休養」の重要性が取り上げられています。心身が疲労状態にあるとき、あえて身体を動かすことで、全身の血行をよくして疲労回復を促す休養法のことを意味するそうです。それによってドーパミンやセロトニンという脳に良いホルモンがたくさん分泌されるようになり、ストレスの緩和にも効果があるといわれています。
しかし、これにも個人差がありますよね。身体を動かすのが好きな人と苦痛以外の何物でもないと思う人。      
要は、自分に合ったものを見つけだすことが重要で、それこそが心の栄養分としてエネルギーになると思うのです。世間で言われているストレス解消法の概念にとらわれることなく、「これをやっているときが、一番心が安らぐ」「こうしている時が、一番楽しい」というものに時間を使えば効果的だと思いませんか。

例えば…

今日は、ワインを飲みながら好きな音楽を聴こう。
明日は、スポーツジムで思いっきり汗をかこう。
週末は、ホテルのランチビュッフェを食べにいこう。
今月は、何もしない日を作ってダラダラしよう。
今年は、長年興味をもっていた趣味に挑戦しよう。

そうすれば、気持ちはリフレッシュします。愉快な気分になれるし、楽しみだって増えてきます。今年という人生に希望がもてるし、明日も頑張ろうという意欲だって湧いてきます。スケジュール帳を利用される方は「好きなことリスト」を記載するとテンションが上がります。お宅のカレンダーを利用する手もありますね。

好きなことリストを作って、充実と満足の2015年をおくってください。

心理のお部屋 ~年の瀬に寄せて~(由香)

今年を振り返ってみます。

私にとって「進」の一年でした。
2~3年前から患っていた婦人科の病気で手術を勧めらていたのですが、ようやく手術を受け、無事に成功しスッキリしたこと。
子どもが中学生になり、多感な思春期で、子どもとの関わり方を見直し、摸索しながらあらたな親子関係を築いたこと。
数年悩んでいた事柄が解決したこと。

どれも前に進んだ感覚です。

そして、一番大きかったことは、「愛着」について自分のなかに芯が築けていること。
自分自身のカウンセリングに取り組んでいました。
物心ついた幼少期から、ずっと両親に求めていた「愛情」。
大人になっても人を変えて愛情を求めている自分が、人生の脚本でした。
今年は、しっかりじっくり向き合った数回のワークを経て、「愛情とは…」に、いきついた感覚があります。また、これまで求めてばかりの自分のためだけの人生を手離して、世のため人のための人生を歩みたい気持ちが、しっくりと自分の中に落ちている感覚もあります。

あらためて、自分の体と心をリセットし前進した年でした。
とても良い気分で今年を締めくくることができると思います。
2014年に「ありがとう」という感謝の念が湧きあがります。

来年早々、1つ歳を重ねますが、自分の人生の歩みに誇りをもって元気いっぱいに活動しようと思います。
無理は利かない年齢(笑)ですが、ジムでの定期的な身体づくりを部活動感覚で楽しみながら、大切なものや大切なこと、大切な人に感謝しながら充実した2015年にしようと考えています。

皆さんにとっても、来る年が良き年となりますようにお祈りします。Be Happy !!!