東洋医学は気の医学
昨日、ヨガのインストラクター養成クラスにお招きいただきお話しさせていただきました。
東洋医学講座
●気について(気の性質、一極二元の3法則、感応現象)
●気は、あらゆる生命活動を支えるエネルギー(気はどこからくるのか、病は気からの真意、内気と外気、気血水、邪気)
●気は命の営みの源(臓腑にそれぞれ気が宿る)
●臓腑経絡論(五臓六腑)
●経絡とは
●取穴(たんぽぽ鍼灸院の臨床例からの「特攻穴」を実技にて指圧)
上記の内容を約3時間の講義でした。
受講生のみなさん、気の存在に大変興味をおもちいただき、熱心に耳を傾け、真剣なまなざし、メモをとり学ばれていました。ヨガの世界と通じるものを感じました。
取穴に関しては、あちらこちらから「痛ーーーーいっ」という声でにぎわっていました。
人の体とお仕事をする方につくづく思うことがあります。
「まずは自分の体を守ること=自己調整」
これができていないと、病んでいる方の邪気をもらいやすいのです。
本来は、治療家は気やエネルギーを与える存在です。
与えすぎるとカスカス状態になりかねません。補う必要性があります。
自分が元気でいることの大切さ。
それは、先天の気(両親からもらった持って生まれたエネルギー)をもとに、後天の気(自然や大気からもらうエネルギーや、飲食物から体に取り入れるエネルギー)をいただき、陰陽のバランスをとる。
このことを4000年も前から伝えられつづけている東洋医学。
どんな時代でも万国共通の理論。完璧で完成形。
あらためて実感した1日でした。
鍼灸師・心理カウンセラー
しのはら由香