治療室より(海部)

私たちは、古くから四季の変化や気候の変化といった「自然のリズム」に沿った暮らしを営んできました。
 それは日の出と共に目を覚まし、夕闇の訪れと共に眠りにつき、夏は活動的になって汗を流し、冬は寒さの中で静かに過ごす、そんな太陽の動きに合わせたシンプルな生活でした。
 しかし世の中が複雑化するにつれ、私たちの生活パターンは多様化し、以前のような自然のリズムに沿った生活を送ることが難しくなってきました。私たちの生活パターンは、確実に日中から深夜へとずれ込んでいます。
 そして、本来眠るべき時間帯に充分な睡眠がとれてない人が大半を占めています。また、活動時間が夜型へと変化していく事で、適度な運動を行う時間的な余裕もなくなってきます。
 そのような睡眠不足や運動不足の状態が続くと、やがてそれが習慣化し、心身に様々な不調をもたらすようになってきます。
 充分な睡眠時間や適度な運動の方法には人それぞれに合ったパターンがあります。今の自分にあったペースを見つけ、それを毎日習慣づけることが「健康人」の状態を保つ秘訣と言えます。

治療室より(江口)

最近、風邪を引いてる人が増えています。暖かくなったり寒くなったり、気温の変化が原因でしょうか。
風邪は万病のもとと言われるように、風邪は色んな邪気をくっつけてきます。
風邪を引いたかもしれない…と思ったら早目に対処しましょう!そこで今日は風邪に多用されるツボの紹介です。そのツボの名は「大椎」です。場所は首を前に曲げると、首と背中の付け根にぼこっと飛び出る骨があります。そのしたの凹んだところが大椎です。

風邪のときはここにお灸をするのですが、お灸がなければ、ドライヤーで温めても効果的です。
あとは身体を温める食事をとって、十分な睡眠をとればばっちりです!!
とにかく風邪は予防と早めの対処が一番です。
是非お試しください♪

治療室より(海部)

今回は「身土不二」(しんどふじ)という言葉を紹介したいと思います。

 この言葉は、食生活に対する言葉で、「その土地で生まれた旬の食材を食べましょう」ということを表しています。大きく考えると、私たち人間も大自然の一部ですから、じぶんが生まれた土地の気候や風土と無関係に生きることはできません。
 その土地で生まれた人が、その土地で育った食材を、一番おいしい「旬」の時期に食べる事こそ、望ましいのです。
 日本人は古くから雑穀を中心とした食事をとってきましたが、今一度その食生活を見直し、取り入れるのもいいかもしれませんね。
 それと同時に、その土地でとれた旬の野菜、海藻類、魚介類、肉類などをバランスよく食べる事も大切だと思います。