東洋医学小話20: 冷え  院長

冷えが堪えるシーズンになってきました。
みなさん、冷え対策は十分ですか。

カラダの冷えは、大変に個人差があります。
気温が下がったからと言って全員が冷えを感じるものではありません。

本来、ヒトの中心温度(心臓からの血液温度)は、37度もあります。
しかし、その体温が末端まで運ばれないと、手足の冷えを感じます。
この場合の冷えは、血液の循環の問題ですね。
抹消の動脈血管が充分に開くように対策を打つことです。
リラックスを図ったり、軽い運動をしたり、お風呂に入ったり、
温野菜や乾燥生姜を使った食事をすることもいでしょう。

また、カラダの中心体温が低いヒトもあります。
本来、内蔵でヒトの体温の3割強が発生し、残りの7割近くが、筋肉で発生します。
特に、睡眠中の熱エネルギーのほとんどが筋肉で作られるのです。
ですから、筋肉量の少ない女性や、高齢者は、どうしても体温が低くなってしまいます。
そうすると、対策は、少しずつ筋肉を付けることになりますね。
嬉しいことに、筋力トレーニングには、年齢や性別は関係なく、
努力すれば効果があるそうです。
筋トレには、ほんの数分間、1日に何回もちょこちょこやることです。
筋トレをダラダラ長くやることは禁物です。精々10分以内です。
メニューは、ゆっくりとした動きで、体重を支える屈伸や、
ペットボトルに水を入れて、ダンベルがわりに腕をゆっくりと動かします。
大切なことは、普段使わない筋肉を少しずつ鍛えてあげることです。
是非、試してみて下さい。

それから一つご注意があります。
冬場の汗かきは、本来、ご法度です。
東洋医学で冬とは11月7日から2月の節分までを言います。
汗をかくと風邪を引きやすく、健康を害します。
だから冬場の汗かきを避けるのです。

冷えは、中から温まるのが一番ですね。

東洋医学小話19: 瘀血のお話  院長

瘀血とは、オケツと読みますが、お尻のことではありません。
カラダの中に溜まった、非生理的な、つまり使われなくなった血液の意味です。

では、どうしてそのような血液がカラダの中にあるのでしょうか?
それは、女性の場合、経血として体外に出てゆくべきものが、積み残されて、
下腹部に溜まってしっまったものが多いのですが、一般には内出血で生じたもの、
例えば、タンコブや怪我や手術などで体内に残った血液が変化したものなどです。

では、瘀血があれば、私たちのカラダにどのような影響が出るのでしょう。
それは、どこに瘀血が出来ているかによって異なります。
例えば下腹部に瘀血がある場合、強い肩凝り(痛み)や目の奥の痛み、側頭部やこめかみの頭痛、
めまいなどを起こします。
また、便秘を伴います。たいへん気になって嫌な症状ですが、原因を取らなくては、
マッサージなどをしたぐらいでは良くなりません。
一般に瘀血は体調が悪い時、症状を一層悪くします。
病気や怪我がなかなか良くならなかったり、痛みを増悪させます。

瘀血があるかどうかの判定は、意外に簡単で、
頭部であれば抑えて痛く、少し腫れています。
怪我や手術に場合は、周りを押さえるとやはり痛みや嫌な違和感があります。
下腹部の瘀血の場合は、おへその斜め下を押すと痛みが出ます。

以上のことをふまえて、なかなか取れない症状や体調不良と瘀血を関連づけてみて下さい。
たんぽぽは、いつでもご相談になれますよ。

東洋医学小話20: 冷え  院長

冷えが堪えるシーズンになってきました。
みなさん、冷え対策は十分ですか。

カラダの冷えは、大変に個人差があります。
気温が下がったからと言って全員が冷えを感じるものではありません。

本来、ヒトの中心温度(心臓からの血液温度)は、37度もあります。
しかし、その体温が末端まで運ばれないと、手足の冷えを感じます。
この場合の冷えは、血液の循環の問題ですね。
抹消の動脈血管が充分に開くように対策を打つことです。
リラックスを図ったり、軽い運動をしたり、お風呂に入ったり、
温野菜や乾燥生姜を使った食事をすることもいでしょう。

また、カラダの中心体温が低いヒトもあります。
本来、内蔵でヒトの体温の3割強が発生し、残りの7割近くが、筋肉で発生します。
特に、睡眠中の熱エネルギーのほとんどが筋肉で作られるのです。
ですから、筋肉量の少ない女性や、高齢者は、どうしても体温が低くなってしまいます。
そうすると、対策は、少しずつ筋肉を付けることになりますね。
嬉しいことに、筋力トレーニングには、年齢や性別は関係なく、
努力すれば効果があるそうです。
筋トレには、ほんの数分間、1日に何回もちょこちょこやることです。
筋トレをダラダラ長くやることは禁物です。精々10分以内です。
メニューは、ゆっくりとした動きで、体重を支える屈伸や、
ペットボトルに水を入れて、ダンベルがわりに腕をゆっくりと動かします。
大切なことは、普段使わない筋肉を少しずつ鍛えてあげることです。
是非、試してみて下さい。

それから一つご注意があります。
冬場の汗かきは、本来、ご法度です。
東洋医学で冬とは11月7日から2月の節分までを言います。
汗をかくと風邪を引きやすく、健康を害します。
だから冬場の汗かきを避けるのです。

冷えは、中から温まるのが一番ですね。

助産師さんがお見えになります

不定期ですが、助産師さんがお手伝い・サポートにきてくれます。

  ●授乳トラブル
  ●妊娠中のトラブル
  ●安産に向けて
  ●逆子      など

たんぽぽの治療と助産師さんのケアがセットになるのは、
ママと赤ちゃんにとって安心感も倍増です。
この機会に、ご利用ください。

★来院日を「たんぽぽスケジュール」に掲載していますので、
ご確認のうえご予約ください。

妊活マガジンに仲間入りしました

皆さんは「妊活マガジン」って聞いたことががおありですか?

妊娠を希望している女性や妊婦さんへの情報発信型のブログです。
主催者は、デザインウィズティサロンというハーブティの会社です。福岡市ではリバレインや夢タウン博多店に店舗があります。ご存じの方もいらっしゃることでしょう。妊活ハーブティを飲んで授かったというお声もあるようです。

ハーブティが好きな方にはいいですね。

このたび、ご縁があって当院が仲間入りしました。
週に1回、東洋医学の観点(院長)やこころ創りの観点(由香先生)をライターとして情報提供をさせていただきます。

一組でも多くのカップルにこうのとりがやってくることを、そしてママになる準備に支援していきたいと考えています。

良かったら、妊活マガジンを覗いてみてくださいね。
http://www.maternity-fukuoka.com/

東洋医学小話21: 風邪対策  院長

北九州市の小学校では、インフルエンザで学級閉鎖が行なわれているところが有るそうです。

インフルエンザと普通の風邪との違いは、微妙です。
劇症の風邪がインフルエンザだと言ってもいいでしょう。
両方とも風邪のウイルスが原因だからです。
ところで、残念ながら未だにウイルスに有効なお薬は発見されていません。

今、私たちが飲んでいる風邪薬は、風邪やインフルエンザの症状を抑えるお薬なのです。
例えば、発熱や頭痛、悪寒や咳、鼻水などを抑えることを目的に開発されました。
だから、風邪薬を買う場合、効能をよく読んで選びましょう。

ところで風邪で漢方薬を買う場合、気を付けなければならないことがあります。
それは、漢方薬に一般のお薬の様な正式の風邪薬は無いのです。

現在、私たちが、風邪薬として買っている漢方薬には、大きな誤解がありあます。
よく風邪に葛根湯と言われますが、葛根湯を飲んでも効かないと感じた方も多くおられると思います。

風邪が膀胱経(気の流れ)にある場合は、葛根湯がいいのですが、それ以外では、効きません。
風邪に葛根湯が良いと言うのは、風邪は背中(膀胱経)からやって来る場合が多いからです。
それでそれ以外の経絡(気の流れ)にある場合、葛根湯では、効かないことになります。

漢方では、風邪がどの辺りにあるかによって、お薬などの処方が決まり、
状況に応じて、いろんな漢方薬が風邪に効くことになります。

しかし、風邪はひと所に留まりません。早く手を打たないとどんどん場所を変えます。
いつもの漢方薬が合わない場合、たんぽぽには、
風邪がどの経絡にあるかを的確に指摘してくれる専門の先生が三人います。
遅れると症状も酷くなります。何事も早めの処置が一番ですね。

日本の神話  院長

先日、竹田恒泰さんの研究会に行ってきました。
古事記の勉強会でした。
みなさん、日本の神話を、ご存知ですか?
古事記は、おもに日本の神話のお話です。

宇宙から、神さまたちが日本の国土である地上界を創り、
神々の子どもが、下界に降りて地上界で繁栄してゆくお話ですが、
その中心にいるのが、今の天皇家のご先祖様というものです。
アマテラスオオミカミ《天照大神》という神さまのお名前は、ご存知ですね。
宮崎県の高千穂峡へ行ったことがある方は、天の岩戸や天照大神は、セットでしたね。

天照大神の実在は、今のところ何とも言えませんが、天孫降臨のニニギノミコト
即ち皇室初代の神武天皇のおじいさんとおばあさんたちは、
糸島の地に実在したと思います。
と言うことは、その後の方々も実在したと思われます。
それは、ナント、この筑紫の地が舞台の可能性が高いのです。

面白いでしょう。

心理のお部屋 ~自尊心が低い子どもたち~(由香)

先日のトレーニングで、長崎女子短期大学の学長で、保護者支援・教育研究所を立ち上げられた浦川末子先生とお話しする機会がありました。

現代の日本の子どもたちの自尊心の低さに危機感を感じ、どうしたら改善されるかの活動をされています。

子どもの自尊心の低さはさまざまなデータを見ても明らかです。一部をご紹介します。

●自己評価(アメリカ・中国・韓国との比較)
2012年 日本青少年研究所高校生の未来意識調査にて

       日本 アメリカ  中国   韓国
価値ある人間 7.5% 57.2% 42.2%  20.2%
自己肯定感  6.2   41.2  38.0  18.9
自己満足感  3.9   41.6  21.9  14.9
自分は優秀だ 4.3   58.3  25.7  14.9

もう1つご紹介すると…

●総務庁・青少年対策本部のデータ
お父さんを尊敬している
日本45% 中国96.5% アメリカ94%
お母さんを尊敬している
日本48.5% 中国97% アメリカ94.6%

他にも、先進国24か国の国際比較でも、日本の子どもは居場所がなく孤立と思っている割合は30%で他国と比較してダントツで1位。

というわけで…
この危機感を何とかするのに、まずできることを考えているわけです。

子どもたちを変えられる身近な存在は、親。
その親が元気であることに支援していくことをテーマにあげて考えています。

*今の専業主婦には3つの不安が浮上しています。
①子育てを知らない不安感
②主人がいない負担感
③地域との関わりがない孤立感

専業主婦でなくても、働きながら子育てをしておられるママにも少なからず同じ問題は生じているはずなんです。

私の所属するメンタルサポート研究所も、若いママやパパの子育て支援にサポートできるよう勉強していますが、②や③の問題は、社会が関わる態勢での取り組みが必要かと思われます。
日本の子どもたちの自尊心が危機的に低い世の中で、カウンセラーとして受け身だけではなく、発信し活動していかなくては…と思います。

こんなことを漠然と考えながら…
いろんな人の意見を聞いてみたいなぁと思いました。
そして、役目として動く時がきたら動きたいと思っています。