健康診断と東洋医学の活用法
年に一回から二回の健康診断はとても大切です。
医療のしっかりした日本の健康診断にも欠点はあります。例えばエックス線照射などは普段から歯科などでエックス線照射を受けており過剰被曝の問題もありますので、頻繁にするものではありません。また、がん検診も依然として精度は高くはありません。
しかし、多忙を極める現代社会において健康診断をある程度強制的に行わないと自分の健康でさえ管理しないからです。
会社などの組織に所属している方達なら組織に健診がありますが、そうでない方達には自分で健康診断を受ける必要があります。地方自治体では、年齢に応じて安価に簡易の健康診断を実施していますので是非利用して頂きたいものです。
健診の結果はその後に指導があります。医師によって、受診者の現在の状態が説明されます。別段に各検査項目の値に異常が出なければ、その旨の説明があります。一応、今回は病気が発見されなかったと言うことになっています。だからと言って、安心はできないのですが・・・
また、重大な疾患が隠れていそうな場合、再検査の指導もあります。そうしてその結果、異常値や異常な箇所が発見された場合、病気と診断されます。医療機関において加療の必要がある場合、通院なり入院なりして治療をすることになります。
では、東洋医学は健康診断制度の中、どんなことができるのでしょうか? また、どんなことに特徴があるのでしょうか?
いつも言いますように、東洋医学は健康医学です。
西洋医学が病気の医学であるのに対し、4000年間も「健康とは」を研究してきた医学です。
その結果、西洋医学では取り扱わない「未病」というものも取り扱います。未病とは発病はしていないが決して健康ではない状態を言います。つまり、病気の一種と思って下さい。
西洋医学では、病気でなければ(病名がなければ)健康ということになりますが、本人が病気ではないかと思っても検査に引っ掛からなければ健康なのです。
では、どのようにして東洋医学では健康の検査をするのでしょうか?
東洋医学では四診と言って、目で見て判断したり、触診と言って触れて判断したり、お話を聞いたりして五感をフルに動員して診断に役立てます。皆さんよくご存知の手首の脈を診る脈診やお腹を触る腹診、舌の状態を診る舌診も東洋医学の診断法です。
たんぽぽ鍼灸院やたんぽぽのわたげでは、従来の診断法も使いますが、フィンガーテスト(FT)という技術を使って診断に役立てています。これは、人体が発する微細な反応をキャッチする技術で、誰でもトレーニングの末に習得できます。従来の診断法に比べ習得が簡単で、診断精度が格段に高く、診断の信頼性が向上しました。だから「未病」が発見できるのです。
私たちは貴重な健康診断の結果をそのままにするのではなく、十分に利用するべきだと思うのです。
健診の結果に異常が発見されないのに納得がいかない方、是非お越し下さい。
結果に一部異常が発見されたのですが、経過を観察することになった方、是非お越し下さい。
結果的に加療の必要があると指摘された方、加療しながらも是非お越し下さい。
また加療に西洋医学ではなく他の療法を受けようとお思いの方、是非お越し下さい。
お越しいただくと当院のコンセップトである病を癒し怪我を癒すことにご納得頂けるはずです。