フィンガーテストで診断してネッシンで治療してお腹の愁訴をとる

つい先日、沖縄から鍼灸科の2年生が三人、当院の治療を見学にお越しになりました。
久しぶりに将来に希望を持って鍼灸科で学んでおられる学生さんにお会いしました。
とても気持ちのよい学生さんたちでした。
将来の夢を語っておられました。

ところで実際の患者さんの治療を本来ご覧に入れたかったのですが、
その時、あいにく不妊治療の患者さんや初めての患者さんたちばかりでしたので、
ベッドサイドへ案内し見学をしていただくわけにはいきませんでした。

それで基本的な当院の案内を由香先生が担当し、
私が治療の合間を縫って診断法や治療法のご説明をしました。

まづはじめにお断りしたのは、当院が全くの東洋医学の治療院であることでした。
診断と治療には陰陽五行と臓腑経絡以外のものは用いないこと、
ハリやお灸、漢方薬やその他のものは道具であり、
目的は「気」の流れを整える為であることを申し上げました。

しかしカーテン越しに聞く私の患者さんとのやりとりでは実感に乏しいのです。
それでも大変に興味を持っていただいたのですが・・・
それで簡単に見学の三人に気の流れの体験をして頂きました。
簡単にネッシンを使い、指先から気を整えて、手の左右差を感じて頂いた次第です。

すぐにその違いをわかって頂けました。
彼らの言葉からすると、「指先から気が抜けていく感じ」や「引っ張られる感じ」で、
ご自身の「気」の動きを感じて頂きました。

また病態の偏りが体の「気」の陰陽の差で感じられることをフィンガーテストで実証しました。
診断をされた学生さんはとてもびっくりしていました。

本当は、もっともっといろんなことを見て欲しかったのです。
だって、これから東洋医学を志す大切な学生さんです。
あっという間の滞在時間でしたが、
また再会できることを約束してお別れしました。

きっと学校での勉強が一段と楽しくなることでしょう。

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