肩の痛みの原因が胃腸障害である場合

四十肩や五十肩が原因で肩が痛み、夜も寝られないという訴えがこの頃多いのです。
訴える方に性差はありません。男性も女性も多いですね。

一般に四十肩や五十肩は「肩関節周囲炎」といって、関節部に炎症性が起こります。
急性期には肩が腫れて全く可動域がなくなります。ですので痛みで動かすことができません。

ところが、近頃おみえの患者様たちも、ある一定の方向への動きが痛みで制限されます。
しかし、本来の四十肩などに比べ、結構動くのです。
理由は、痛みの出る場所が関節部でないことのようです。
痛みは肩のラインや腕のラインに沿って出て来ます。まるで神経痛のようです。

それで原因を探っていくと、胃腸の障害と関係しているようなのです。
こういった場合、胃腸の障害の程度も結構重篤で、胃腸管内部に潰瘍ができているようです。
治療方針は、肩の筋肉の痛みを軽減するとともに、胃腸の治療も並行することです。
治療の効果は、肩の痛みの軽減ですが、「昨日はぐっすりと眠れました」というお答えが目安になります。

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