「気」を科学する

私は「気」と東洋医学の専売特許だと思っていました。
ところが・・・東洋哲学全般にわたる共通の認識であることを知らされました。
このことはまた後日に触れます。

よく治療中の患者さんたちから、
「先生は、気が見えるのですか?」と質問されます。
見える方を数名存じ上げてはいます。そして全員女性です。
しかし、残念ながら、私には見えません。
「では、どうやって「気」がわかるのですか?」
とまた聞かれます。
私は気を触れることができるのです。
正確に言いますと、故入江正先生が提唱された方法で、
フィンガーテスト(FT)と言いますが、気の存在を感じるのです。

「気」は私たちを取り巻く宇宙(自然)のどこにでも存在します。
いろんな種類の「気」が同時に同じところに存在します。
私はその中である種の「気」だけを取り出して感じているのです。
取り出す時はその特定の「気」に意識を集中させます。
これを「条件を設定する」と言います。

「気」には本来、良いも悪いもありません。
しかし、人体にとって有益なものや有害なものは存在します。
本来的に「気」が悪いわけではないのです。
宇宙にはいろんな「気」が同時に混然と存在しているのです。

ところで、「気」を科学する時、困ったことがあります。
現代科学では、統計的な有意性が物を言います。
もし、100人の対象者がいて、
その中で私だけが「気」を感じることができるとするなら、
結果は99対1で、「気」の存在はかなりの確率で否定されます。
困ったことですが、それが現代科学です。

しかし、一人でも科学して「気は存在する」と言えば、
少なくとも「気は存在しない」と結論づけることはできないはずです。
「気」を科学する心は持ち続けて下さい。

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