漢方薬で風邪を乗り切る予防

寒くなってくると朝起きが辛くなってきます。
そして、寒くて着込んでいるのに、まだ背筋に寒気が走るのです。
悪寒です。
ある種の風邪の初期症状です。

漢方薬で治ったことのある方、漢方薬を飲んでもダメだった方、様々です。
はっきり言えることは、処方にあった漢方薬に出会った時は、よく効くのですが、そうでない時は、あまり効きません。
漢方薬は東洋医学ですから処方が大切です。

ちなみに悪寒があるときの漢方薬を手引書で探すと・・・
葛根湯、麻黄湯、桂枝湯、小柴胡湯、麻黄附子細辛湯・・・などがあります。
で、悪寒のキーワードで探して、どれでも試してみてもいいのかと言いますと、これがダメなんですね。処方(診断)が合わなくてはなりません。
漢方薬の中途半端な専門家に言わせると、「経験により」だそうです。
でも、現在は手引きが出回っているので、素人がそれを読んで、自分の症状に一番近いものを選んだものとあまり変わりはないでしょう。

元来、漢方薬は東洋医学のお薬です。
臓腑経絡や陰陽五行の法則により診断された時、ピッタリと症状を取ってくれます。
上記の悪寒の場合、どの経絡が冒されて風邪の症状を出しているか、診断されなくてはなりません。
風邪が膀胱経にある場合、葛根湯が有効です。
胃経の場合は麻黄湯で、三焦経は桂枝湯、脾経は麻黄附子細辛湯が合うのです。
だから、東洋医学では診断が大切で、症状で処方されても困ってしまいます。
症状は、似たようなものが多いのです。だから、区別のしようがありません。
漢方薬も、如何にしっかりとした診断が重要であるかは、他の治療と変わりはありません。

「たんぽぽのわたげ」や「たんぽぽ鍼灸院」では、患者様に漢方薬をお勧めするとき、しっかりとFT(フィンガーテスト)を使って診断をします。
だから、「おたくのお薬はよく効く」とお褒めを頂きます。
臓腑経絡と陰陽五行に則り診断する成果です。

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