心理のお部屋 ~父性~

今日は父親のもつ父性について少しお話します。

突然ですが、ゴリラは「家族単位」の動物だといわれています。
メスはわが子を出産すると、半年間ずっと抱っこをして生活します。
オスの役割は、「母子密着を守ること」に徹します。ちなみにオス同士は敵対関係です。
そして、子どもが4~5才位に成長しママのそばから離れ一人で寝るようになると、子どもは自分がママと違う存在だと自己主張し始め、健全な母子分離が始まります。
ここではじめてオスのパパゴリラは子どもに関わります。パパは子どもの遊び相手・他の子との遊びを見守る・子ども同士の争いに対して公平な仲裁をします。その父子関係から学ぶことは、パパの存在が偉大と感じ、パパに付いていくことで社会性やゆるぎない価値観を身につける、そうやって成長を遂げ、やがてパパに集団から追い出されて、自分で家族を作ることをさせます(自立)。

パパから教わるゆるぎない価値観がしっかりと確立していると、子どもはゆるぎない人格、アイデンティティを確立し、秩序を志向します。

つまり、子どもにとってパパは社会そのものだということになります。

人も同じ「家族単位」の生き物。そう考えると、パパの役割はこどもの成長にとって、大変重要な存在であることがお分かりいただけると思います。

*詳しくは、鍼灸院のニュースレター「たんぽぽだより7月号~喜怒哀楽~」に掲載しています。ご来院の際にチェックしてみてください。

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