東洋医学小話⑦:ツボ     院長

ツボと言う言葉は一般的な日本語になっていますが、
本来は東洋医学の用語です。正式には経穴(ケイケツ)と言います。

「ツボを押さえた、いい根回しだね」とか「聞き手の飽きない話し方の
ツボ」などと使いまして、会話に頻繁に出てきます。

本来の意味のツボは人の皮膚上に存在し、東洋医学的な治療に使います。
一説に人の体のいたるところに、365ヶ所あると言いますが、
二つの用法で用います。

一つは、東洋医学の理論の則して用いる場合で、鍼灸師などが利用します。
もう一つは、特効穴と言いまして、古くから「このツボは◯◯◯に効く」
と言うように、経験より指定された用い方です。
田舎のオバーちゃん達がするお灸はこのツボを使っています。

ツボは鍼灸師や東洋医学を専門にする人たちの専売品ではありません。
みなさんもたまには使ってみるのもいいですよ。

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