四千年前に始まり、二千年前に完成された完成度の高い医学システムを学ぶ

堅苦しい言い方をすると、「人類の進化とは?」なのですが、
私たち東洋医学を生業にしているものたちから言わせてもらうと、
過去四千年に限って言えば、人類のカラダは大して進化していないと思うのです。
確かに文明は発達しました。でも、文化はどうでしょう。
未だに戦争はなくなりません。
人類は大して進化はしていませんね。

他の分野のことはよくわからないのでなんとも言えませんが、
中でも東洋医学の素晴らしさは、いつもながら感心させられます。
システムの完成度の高さは、時代の変化に対し難なく対応しています。
数年前、中国南部で流行したサーズという病気を覚えていらっしゃいますか。
感染した時の死亡率の高さから、世界中への大流行が恐れられた病気です。
WHOからその蔓延を阻止するために世界中の医療関係者が動員されました。
いろんな治療法や新薬が試されたのですが、
結局一番有効だったのが伝統的医療の銀翹散という日本でいう漢方薬だったのです。

東洋医学は二つの理論から成り立ってます。
陰陽五行理論と臓腑経絡理論です。
臓腑経絡理論は陰陽五行理論を人体に適用した場合の生理学的システムの解説です。
一方、陰陽五行理論は古代中国を中心としたアジア文化圏に広まりました。
以来、自然科学や人文科学の基礎理論となっています。
すなわちアジア文化圏の全てに渡る共通言語ともいうべきものです。

東洋医学を含め、陰陽五行理論を基に組み上げられたもの、
例えば、帝王学、軍略、農耕儀礼、冠婚葬祭、生活習慣、易、方位など多くのことが、
私たちの現代生活にもかなり残っています。

しかし、近代科学の洗礼を受けた我々、特に知識階級の方々は、
東洋的発想やものの考え方などは、古いや迷信、空理空論などと否定されます。
これは、ひとえに陰陽五行理論や臓腑経絡理論を教える方達の資質も問題であり、
この理論が間違っているとか古いとか荒唐無稽だとかでありません。
かえすがえす残念でなりません。
そこで、私たちは考えました。
本当の東洋思想に則った東洋医学を身近な生活の場を通してお伝えしよう。
そうすることで、自然な健康法が皆さんに理解できるのではないかということです。

少しでも東洋医学や東洋思想、東洋学に興味のある方、
是非、私たちの勉強会、「先人の知恵に学ぶ会」にご参加ください。

先人の知恵では、
・東洋医学入門(東洋思想にツボ、経絡を学びます)、
・フィンガーテストの練習会(人の発する微細な反応やサインを感知する方法)、
・東洋医学の臨床講習会
の各講座があります。

また私たちの勉強会では、神奈川県から横山卓先生をお迎えし、
先生考案のネッシン療法を練習する講習会もあります。
家庭での健康(セルフケア)のための講習会からプロの治療師を要請するコースまであります。

このサイトの「誰でも学べる東洋医学セミナー」のページを開いてみてください。
もっと詳しく内容を説明しています。

たんぽぽ鍼灸院
院長 篠原 龍彦

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