昨日は、今年度の勉強会「ネッシン療法」の開講でした。
研究家のクラスでは年間課題として「実践で結果を出すこと」と講師の横山先生からの言葉でスタートしました。
臨床家に求められることの大切なテーマでもあると実感しています。
鍼灸師の専門学校で学ぶ3年間は、主に国試対策です。
国家試験に受かるための勉強は、治療をできるための実技ではなく解剖学や生理学、東洋医学概論などの筆記試験です。
つまり治療ができないまま国家試験に合格し、開業できる権利を国からいただけます。
一番困っているのは、鍼灸師の卵です。
医療知識は身に着けても、治療技術を実践で身に着けていないまま、看板を掲げて治療院を開業しても患者さまの治療に自信が持てるわけがありません。
なのでほとんどの鍼灸師は、修行や鍼灸師として医療機関などで働きながら臨床経験を積むことの進路を選択します。
また、修行といえば、手の内をなかなか教えてもらえない徒弟制度があります。技術は盗んで覚えろ!の世界は、鍼灸に限らず技術職ならば納得です。
そこでたんぽぽ鍼灸院では、世の中に東洋医学の魅力やその効果を広める活動の一貫として、10年ほど前から勉強会を立ち上げました。
毎年たくさんの若手鍼灸師の方々とご縁をいただき、治療ができる鍼灸師(当然のことですが)を排出する支援を行っております。
ご興味のある方は、「誰でも学べる東洋医学セミナー」をご覧ください。
今年の若手鍼灸師のみなさん、鍼灸学生のみなさんに、たんぽぽ鍼灸院は惜しみなく治療技術を公開いたします。熱意のある方、興味のある方、そして真の医療に向き合う姿勢をお持ちの方をサポートさせていただきます。
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