助産院マミータさん

先日、春日のクローバープラザで助産院「マミータ」さん主催のイベントに参加してきました。
「未来の主役たちをどのように迎えどのように見守るか」という題で、4人の助産師の方が、各々のテーマでお話ししてくださいました。
本当に勉強になることばかりで、私も出産前に知っておけばよかった~ということがたくさんあり、目から鱗が落ちまくりました。

その中でも特に印象に残ったこと。それは、「良いお産をすることは良い子育てにつながる」ということです。
良いお産というと、何がよくて何が悪いのかという話ですが、「良い」というのは、お母さんにとって満足できたかというkとです。
自然分娩であれ、帝王切開であれ、自分の納得のいくお産をすることがとても大切と話されていました。

私自身、出産に関してなんの理想もありませんでした。出産は、ただ赤ちゃんを産むだけのこと、産みさえすればいい!という感じで、
カンガルーケアをしたいという希望もなく、好きな音楽を流しながら産みたいということもなく、バーズプランの紙に果たして何を書けばいいのだろう・・・という感じで
本当に関心がなかったんだと思います。ただ痛みへの恐怖におびえながら出産に臨みました。
しかも。鍼灸師という立場にありながら、臨月は好きなものを食べ、セ1ルフケアをするわけでもなくゴロゴロした結果、妊娠時高血圧症候群になり予定日より早めに出産することになったのです。
こんな私にとって、助産師さんのお話は本当に耳が痛く、私のバカバカ!!という思いでした。

マミータの田中みちえ先生は、よい出産のための自己ケアの重要性も強調していました。
最近の妊婦さんは本当に冷えている方が多いようで、お灸の大切さもお話しされました。安産灸をされている方と、そうでない方はお産が全然ちがい、されている方は出産もスムーズにいくことが多いというとでした。また、赤ちゃんの胃腸も元気にしてくれ、リズム感のいい子になるそうです。いつも治療で。妊婦さんにご家庭でのお灸の必要性をお伝えしていますが、このように実際に現場にいる助産師の方がそう言って下さことがとても嬉しかったです。お灸の効果を実感して頂いているため、当院はマミータさんからのご紹介の方が非常に多くいらっしゃいます。
田中先生は、「人任せ・病院任せにするのでなく、もっと妊娠・出産について知ること、自分の身体に興味をもつこと。それがいいお産につながる」とおっしゃっていました。
本当にその通りだとおもいます。

「出産」というと一般的なイメージは、死ぬほど痛い・大変・苦しいなどマイナスな面が多いと思います。現に私もそう思っていましたし、本当に怖かったです。
でもそれは、知ろうとしていなかったし、出産に向けて身体作りや心作りを何もしていなかったからだと気づきました。そして、出産して終わりではなく、そこから休む間もなく育児に追われます。
マミータさんで出産される方は、体力づくりのために大きなおなかで山登りをするそうです。臨月のころの自分を思い返してみても、到底山登りなんてできませんでした。だから、産後が本当にきつかったんですね・・・。

まだまだ書き足りないですが、今回学んだことを生かして、当院に来られる妊婦さんや安胎の方に、より満足のいくお産ができるよう身体と心のサポートをしていきたいと思います!

真玉橋 美希

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