主訴以外に訴える症状で女性は便秘でもお困りの方が多いように感じます。
先日も便秘でお困りとの話題に。「繊維質のものもとるようにしているんですよごぼうやお芋に食物繊維が多いと聞いたので…」とのことでした。
食事にも気を使っているというのに改善しないのはなぜでしょうか?
実は、食物繊維にふたつの種類(水溶性食物繊維と不溶性食物繊維)があります。
その役割がそれぞれことなる食物繊維ですが、イメージされることが多いのは不溶性食物繊維が大半を占めます。
それぞれの特性を知り、悩みに合わせて使い分けましょう。
◎水溶性食物繊維…
糖質の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果、コレステロールなどの余分な脂質を吸着し排出するなど、体への吸収を抑制する作用があります。
食材例)にんにく、納豆、なめこ、春菊、にんじん、とうがらし、切り干し大根、らっきょう、生のこんにゃく芋など
◎不溶性食物繊維…
水に溶けない食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し大きく膨らみ、便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。体にとって有毒な物質を排泄するデトックス効果もあります。
食材例)おから、枝豆、さつまいも、板こんにゃく、ごぼう、きのこ類など
どの栄養にも言えることなのですが、しっかりふたつの食物繊維をバランスよく食べることが重要なのです。
色々ご指導させていただいて、結果を聞くのが楽しみです。
もし便秘でお悩みなら実際に試しながら食物繊維を摂られてはいかがでしょうか?
宇田 千夏
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