子宝に恵まれ妊娠して喜んでいるのもつかの間で、つわりの症状が日に日に辛くなってくる方も多いようです。
私は2回の流産や不妊期間を経ての待望の妊娠だったのですが、つわりがあることはお腹の赤ちゃんが順調に育っている証拠だと思えたら、にこにこしながらオエオエしていました【苦笑】
さて、つわりにはおもに2種類のタイプがあります。
①食べつわり(吐きづわり)
②よだれづわり
一般的に安定期に入る6か月位までに治まると言われていますが、②のよだれづわりは出産間近まで続く方も中にはおられます。
こうなるとせっかくのマタニティライフが本当に苦しくツライ期間となってしまいます。
では、なぜつわりがある人とない人、ひどい人と軽い人がいるのでしょうか。
たんぽぽ鍼灸院での症例から察すると、妊娠する前から胃が弱い方に多いようです。
ストレス・食べ過ぎや家系的など、体調不良のサインが「胃」に現れる方が妊娠するとつわりがひどかったり長かったりするようです。
外出することもままならなかったり、お仕事に支障をきたし退職せざるを得ないのはツライものです。上にお子さんがいると、お世話や家事も支援者がいないと大変なケースもよく耳にします。またご主人も何の力にもなってあげられない不安やモドカシサに悩まれる方も多く、奥様想いの優しさが垣間見れます。
つわりは病気ではないと聞かされたり、あきらめないといけないと思って耐えておられるのであれば、まずは下記のツボ療法をお試しいただき、それでも改善しない場合はご相談ください。
●おうちでできるお灸療法
ダンチュウ(胸骨上にあり左右の乳頭を結ぶ真ん中で、指で押して痛いところ)とダンチュウの真裏にある背中のシンドウかレイダイ(背骨上に圧痛があるところ)にお米の半分位の大きさのもぐさで10壮、お灸をします。燃えた灰の上に重ねていると、8~9壮でジーンと熱さが染み込んでくれば効果的です。
お灸が難しい場合は、お米粒を絆創膏などでそれらのツボに貼って、時々押して刺激を与えるのも良いかと思います。背中のツボはどなたかにお願いするしかないですね。
本当は、もぐさの方が断然効果的です。もぐさに対するアレルギーがなければ、薬理効果も高く気持ち良いお灸が体験できると思います。
*効果の個人差はあるかと思います。いずれにしても妊娠初期は慎重に対処する必要がありますので、不安な方は専門家へお尋ねになられてください。
お腹の赤ちゃんと楽しいマタニティライフを過ごせることを祈っています。
鍼灸師・心理カウンセラー
しのはら由香
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