未病:東洋医学的健康診断と思って受診してみてはいかがですか?

近頃と言ってもこの1年ほど前からですが、体調を診て欲しいとの訴えでお越しになる方がだんだんと増えてきています。

一般には主訴と言って具体的な症状に対しての訴えがあるのです。
例えば胃が痛むとか肩が凝るとか膝が痛いなどと具体的な愁訴というものがあって、たんぽぽ鍼灸院へお越しになります。

健康の管理というか東洋医学的健康診断というか・・・
これはたんぽぽをかつて利用された方々がご自身でも体調の管理としてまた知人へのご紹介としてたんぽぽの利用法をお勧めされているからだと思うのです。
当院としても常々健康は自分で管理することをお勧めしているのですが、
季節の変わり目や節々にたんぽぽを利用していただいて、
体のリセットをすることを提案していました。

病気でも無いのになぜ東洋医学的健康診断をするのかと言いますと、
この世の中に実際的な完全無欠の健康状態は無いからです。
そして完全無欠(パーフェクト)な健康では無いけれど、
それに近い状態はあるといえます。
ところが世の中には健康の阻害要素はゴマンとあります。
直接間接に時間とともにまた季節とともに私たちの健康はいろんな妨害を受けるのです。
だからいつも健康でいられるわけが無いのです。
病気にならずとも体調不良などは当たり前のことです。
未病の状態かも知れませんね。

たんぽぽ鍼灸院の未病対策はお越しになった皆様へ、
診断のご説明と治療、そして衣食住に関するご提案をさせて頂いております。

未病対策とはどんなこと?

医療機関を上手に利用することは、とても重要です。
今までの利用法で上手に使ってある方は、健康診断との併用でしょう。
確かに多くの病気が健康診断で発見されています。
私の多くの友人がやはり健康診断で引っ掛かって、再検査の結果、
九死に一生を得ています。

でも、もっと前に分かっていたら心身ともに大きな負担になることはなかってでしょう。
それが「未病を治す」ということです。

健康診断や大腸検査、女性の乳がん・子宮がん検診は年に1回はやってください。
また、ある程の年齢、例えば55歳ぐらいから、人間ドックもいいでしょうね。
健康に対する投資は、遅くとも40代から始めるべきです。

ここで是非皆さんにたんぽぽ鍼灸院とたんぽぽのわたげでの「未病対策」を
受けて頂きたいとご提案申し上げているのです。

東洋医学的アプローチは西洋医学的健康診断とは全くことなります。
血液検査もなければレントゲンや内視鏡検査もありません。
しかし、かなり高い精度で異常が発見できます。
それは入江FTという検査法を使うからです。

FTでは、皆さんの気の流れの異常を検知し、
関連臓腑の異常を具体的に調べるのです。
レントゲンやエコー検査の東洋医学番だと思ってください。
そしてFTの良さは、大掛かりな機械や器具を必要とせず、
診断ができるスペースがあればどこでも検査が可能です。

一方、皆さんへお伝えする検査結果の説明が少し理解し辛いことがあります。
つまり原因と結果のご説明が東洋医学の理論に基づいていることなのです。
はじめは皆さん戸惑います。
ある臓器とある感情が相関関係にあったり、
気候や季節をある種の臓器また病気と関係すると説明するからです。
さらに、未病が発見されたらそれを癒すのに衣食住を利用します。
衣服の色や食材、さらにお部屋の模様替えなどです。
それが未病から抜け出す一番良い方法だからです。

消火より防火です。
病気も未病で発見し、手を打つことです。
免疫を高め、自然治癒力を信じて健康で憂のない毎日を過ごしてください。

健康のために「未病を治す」

「消火と防火」、どちらが大切でしょう。
どちらも大切であることに間違いはないのですが、
火を出す前に火を出さないことの方が良いに決まっています。

では、病気の「予防と治療」ではどうでしょう。
どちらが大切であるかは、「消火と防火」の例と同じですよね。
予防がより大切に決まっています。

東洋医学には「未病」という言葉があります。
未病学会では、未病とは「健康状態の範囲であるが病気に著しく近い身体又は心の状態」と定義しています。
簡単に言いますと「未病」とは「病気に向かう状態」なのですね。
そして我々の業界では、この未病を治すことの出来る人を聖人と呼んでいます。

たんぽぽのわたげとたんぽぽ鍼灸院のスタッフは未病を治すことを第一の目的にしています。
聖人になりたいと憧れているのですね。
これはひとえに入江FTを習得したおかげであり、またさらに
いろいろな勉強会で腕を磨き、診断力を上げてきた結果のことです。

未病を治したいとお考えの方は、どのように行動したらよいのでしょう。
一番オススメの利用法は、季節と季節の節目での利用法でしょう。
東洋医学では、旧暦(太陰暦)でお話をします。
四季は春夏秋冬と土用で八つの節目があります。
春は立春に始まります。
そして春の土用、立夏はゴールデンウイーク中です。
丁度夏休みが始まる頃は夏の土用で、8月初めには立秋です。
10月下旬にまた土用書きて11月初めの立冬で冬を迎えます。
2月の立春前に二十日間程の土用があります。
これが私たちの季節の変わり目です。
ですからこの八つの節目にお越しになりませんか?
未病では必ずしも表立った症状は出ていないかもしれません。
しかしヒトの生活は季節の変化と供にいろいろなストレスが加わります。
だから季節に体調を合わせることが丁度良いのかもしれませんね。

病気だからとか怪我をしたからとかで私たちを利用するのも良いのですが、やはり日々の健康が一番です。
未病の治療にお越しになりませんか?
ご自身の健康を自覚して感じて下さい。

いよいよ登販合格塾の開校です

(医薬品)登録販売者の試験を受験する方の準備コースです。
詳細は、末尾のPDFファイル(登販合格塾通信1号)を開いてお読みください。また、ファイルをプリントアウトして、申し込みにご利用ください。

期間:前期本年7月より2ヶ月半
   後期9月中旬より2ヶ月半(受験前日まで)

時間:平日午後7時(19時)より2時間
   週1回(月4回)

定員:各クラス8名までのアットホームなクラスです。

場所:「たんぽぽのわたげ」西鉄薬院駅そば
   福岡市中央区渡辺通4−4−19 ラ・カーサ薬院801

受付:先人の知恵に学ぶ会 事務局
   福岡市南区長住2−22−31
   電話:092−561−8014(faxも受信可能)
   メール:tanpopo-harikyu@jcom.home.ne.jp

費用:前期 48,000円(消費税込み)
   後期 48,000円(消費税込み)
   テキスト、資料等を含む
   但し、後期の模試(任意参加)は各回3,240円(消費税込み)の参加費が必要です。

前期には主に薬品名と成分、そしてその効能や副作用を学習します。
基礎学力のない方は、前期からスタートをお勧めします。また、仕事などの都合で独りでコツコツ勉強ができない方や独りでの勉強が苦手な方、九州地区以外で受験をされる方などに前期受講をお勧めします。

後期は、安全性問題や関係法規、健康被害救済などを学び、模試も行われます。
9月までで、全範囲を一通り学習します。そして10月からは、実践的な学習と模試が始まります。

自分の健康は自分で管理する

医者の不養生とはよく言ったものです。
患者様の病気回復や健康維持を一生懸命に取り組んでいると、自分の健康のことをつい忘れがち・・・と言うか、忙しさについかまけてお座なりになります。

この2月、健康診断には参りました。
ひと月ほどして結果を頂いたところ、要再検査項目が2件ありました。
尿の潜血反応により腎機能検査と便に潜血反応により大腸検査です。
でも放っておいて、四月に友人たちと会食をしていた折、此れ此れシカジカと医者である友人に漏らしたところ、それを聞いていた周りの友人全員が「それはいかん。すぐに再検査へ行け」と申します。
私たちの年になりますと、同期の集まりでは必ず話題になりますのが、物故者の確認です。
あいつが逝ったなとかあいつはガンだとか、ひどい友人にかかると次は誰それだとかと言うことになります。
当然に友人たち皆私の健康を本当に思ってのことでして、私もついに重い腰を上げて再検査に行く決心をしました。
友人の従兄弟が外科で専門にやっているとのことでそちらへお邪魔して再検査・・

1週間後、結果を聞いて一安心でしたが、結果以上の安堵感は自分の健康とそれを維持してゆく新たな決意が生まれました。
心配してもらった家族と友人に感謝です。

天神・薬院地区で医薬品登録販売者試験の合格のための塾を開きます

医薬品登録販売者の試験対策講座です。
予定の5月より遅れて、7月より週1回の登販合格を塾を開催します。

九州地区の登販試験は毎年10月か11月の末です。
ここ数年、問題が難易度を上げていた反面、合格率も下がっていました。
しかし、27年度試験より受験資格が緩和されたので、
受験者がほぼ倍増しました。
それと同時に問題も3年振りに40%を越す合格率が回復し、
問題の難化が止まったようです。

合格には基準があって、その対策を十分にしておく必要があります。
詳しくは、pdfのファイルを開けて見て下さい。

そこで、薬院駅そばの「たんぽぽのわたげ」を使って、
平日の午後7時より2時間、受験対策塾を開くことになりました。
定員は8名までです。
なかなか一人では勉強の効率が悪いのです。
みなさん、お集まりください。

妊娠中のトラブル:38週の逆子

先日のこと、わざわざ逆子の治療でお礼にお越しになったKさんのお話です。
でも、お話しを聞いて我々もびっくりしました。
冷や汗ものです。

逆子の治療をしたのが12月17日、38週でした。
確かに大きなお腹をしてありました。
過去の例から予定2週間でも、症例数は多くありませんが、
皆さん戻りましたので大丈夫でしょうと告げて治療を開始ました。
ただ一つ気がかりだったのは、過去の赤ちゃんは少し小さめでしたが、
聞くともう3,600gだそうです。
とにかく、連続して治療して急がねばと思いました。

一回目の治療終了後、
すぐに産院へご確認に行かれると、赤ちゃんは横向きになっていたそうです。
それで、翌日、2度目の治療。
治療の基本は、母体のリラックスと腰痛対策。
そして治療後、産院で確認されると無事に戻ったそうで、
正常になったと連絡を受けました。

これまでのことは、いつもの通りでご報告にするものではありません。
ところが、Kさんのお話を伺って、冷や汗ものでした。
なんと赤ちゃんの体重は出産時4600g。
逆子時の予測体重が1kgほど違っていたそうです。

産院の先生やスタッフ一同、驚きで半端なかったそうです。
「よく戻りましたね!!!」と・・・

妊娠中のトラブル:頭痛編

妊娠五ヶ月目のKさん、妊娠初期から頭痛や肩こりがひどく堪え切れずにいた処、知人の紹介でお越しになりました。

当然に妊娠中の薬剤の摂取は控えなくてはなりません。
ましてや妊娠初期であればシップでさえ使用できないことは知っておくべきことです。胎児の重要な器官の形成期であるため、慎重にならなくてはならないからです。

頭痛や肩こりがひどくなった時、どうして耐えていたんでしょうね。うっかり聞くのを忘れてしまいました。
お越しになった時のお顔に笑顔はありません。当然です。

これから少し、専門的になりますが・・・
診断すると二つの原因が肩こりと頭痛を作り出していました。
左の瘀血と軽い盲腸付近の炎症でした。
瘀血は左肩の強い肩こり(というより痛み)と目の痛み、側頭部の頭痛を生じさせていました。
盲腸部の炎症は季肋部にある胃のムカムカと右のパンと張った肩こり、さらに頭痛も出していました。

FTを使って臓腑診を行うと、右腎臓に異常があります。また、肝臓と膵臓や脾臓に反応がありました。そして、左下腹部に瘀血反応があり右の虫垂部にも反応があります。
当たり前のように左右の肩には反応が出て、左目とその付近、また側頭部から後頭部にぐるっと異常がありました。

1時間強のハリとネッシン、お灸の治療で一回目の治療を終了しました。
Kさん、満足した様子で御帰りになりました。

そして二回目は17日後、頭痛はほとんど消えていましたが、軽く出てきたのでお越しになりました。食欲はあるけど食後少しムカムカが出るそうです。
同様の治療後、笑顔でお帰りになりました。
次回は一ヶ月後です。

妊娠中のトラブル:アトピー性皮膚炎

かゆくて眠れないほどのアトピー性皮膚炎が妊娠中に起きたらどうします。

何か・・・想像するだけでも可哀想ですね。
一昨日にお越しになったHさん、以前から軽いアトピー性皮膚炎をお持ちでした。
ところが妊娠した4ヶ月前からアトピーが酷くなって、つい三日前からステロイドの使用を始めたそうです。
当然にそこのところを心配されていました。

妊娠中のステロイド塗布による影響の研究は数多くあります。
そして胎児や母体に対する影響はほとんどないという報告が一般的です。

ところが、唯一変わった報告を今日発見しました。
「妊娠前-妊娠期の副腎皮質ホルモン外用は出生児の性比を減少させる」という研究です。
これによると「1994年4月から1999年9月の間に(二カ所の産婦人科)外来を受診した成人女性アトピ-性皮膚炎患者42名を対象とされ、妊娠前および妊娠中のステロイド軟膏の使用の有無と出生した子供の性比を調べたところ、生まれた子供45人中、男児が3人(うち1人は死産)、女児42人という結果」(ネットより引用)が報告されています。
やはり妊娠中のステロイド塗布は影響がないとは言えないようですね。

そこで、治療前に「全身が痒いのですが、今でも腕の内側や胸回りに背中と太ももが特に痒く、とにかく痒くて」とぐったりとした様子で訴えられます。
だからステロイド塗布を決心されたのです。

当院へはお友達のご紹介でお越しになったのですが、前治療が終わり本治法に掛かった時からスヤスヤとお休みになりました。
多分昨晩も寝られず、眠かったのでしょう、話しかけるのも気が引けましたので、ゆっくり休ませてあげました。

Hさんの場合も当然に1回でアトピーが治るわけではありませんが、とにかくご本人には痒みが止まるという事実を分かって頂けたようでした。
そこで次回の治療日を決めて、ご自宅でのセルフケアのネッシンとお灸を教えて差し上げました。

笑顔でお帰りになったHさん、今日はご自宅で痒みを抑えるセルフケアとお灸をしっかりとされていることでしょう。

妊娠中のトラブル:よだれつわり

ホームページを見てお越しになったAさん、血色の無い乾いた顔をしていらっしゃいました。愁訴は「よだれつわり」だそうです。
5週頃から吐き気がひどく、唾液が口から溢れて止まらず、不安な思いでPC検索すると、「よだれつわり」であることが判ったそうです。
しゃべりながらもタオルを口に当てていらっしゃるのです。

つわりの中でもよだれつわりは、唾液が口から溢れると言う症状が長く続き、不快な症状で妊婦さんの消耗が激しくなる反面、それに対処する治療法がほとんど無いのです。
一番多いケースが、入院して点滴を継続的に行うといった処置です。
そしてそれでもよだれつわりの症状が軽くなるというものではないようです。
長く続く症状は、臨月まで続き、その間、妊婦さんの生活は悲惨を極めます。
これでは二度目の妊娠を回避したくなるはずです。

では、このよだれつわりが治らないのかと言われるとそうでもないと言えます。不治の病ではないのです。
ただ、治療が難しく、多くの鍼灸師がチャレンジはするのですが、症状が取れず受けた患者さんに申し訳なく思って治療を終了するのです。

一方、よだれつわりを治せることが当院の大きな特徴であることは、たんぽぽ鍼灸院をよく知る友人が指摘してくれたことなのです。
はじめは逆子の治療同様に、鍼灸師であれば当然にできるものであると思っていたので、「つわりやよだれつわりの治療においでなさい」とは積極的に言いませんでした。
ところが、HPを読んでお越しになる方から聞く現状は、つわりの治療に対して他の鍼灸院が避けているような対応なのです。
不妊治療や美顔バリは、今では鍼灸院の十八番のようになっています。
個人的にはとても難しい治療であると思うのですが・・・
先ほどのAさん、1時間ほどして笑顔で治療室を出て、二日後のケアの予約を受付に入れて帰られました。
やはり治療後の笑顔は最高です。